「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の1回戦で、大坂なおみ(日本/日清食品)とマリア・シャラポワ(ロシア)が対戦。6-4、6-4のストレートで大坂が勝利し、見事シャラポワを下しての2回戦…

「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~18日/ハードコート)の1回戦で、大坂なおみ(日本/日清食品)とマリア・シャラポワ(ロシア)が対戦。6-4、6-4のストレートで大坂が勝利し、見事シャラポワを下しての2回戦進出を決めた。試合時間は1時間35分。

第1セットは立ち上がりを優位に進め、6-4で先取した大坂。続く第2セットは序盤、両者サービスキープが続く緊張感のある展開に。大坂も再三にわたりシャラポワの厳しい攻めに合うのだが、引き続き高い集中力を維持し切り抜けているように見られた。すると大坂がゲームカウント2-1で迎えた第4ゲーム、またもシャラポワのダブルフォルトをきっかけに、40-0の大チャンスとなる。シンプルなスイングから鋭いバックハンドのダウン・ザ・ラインを決め、このセットも先に大坂がサービスブレーク。

しかし、第2セットはここからサービスブレーク合戦に。このまま流れは渡さないとばかりに、即座にブレークバックをしてくるシャラポワ。続く第6ゲームには両者互角の激しいラリーを展開する。シャラポワからこれ以上ないというような強烈なコースにショットを浴びるシーンもあった大坂だが、再びサービスブレークしゲームカウント4-2とリード。それでも食い下がるシャラポワが、さらにもう一つブレークバック。

その後両者が一つずつサービスゲームをキープし、ゲームカウントが大坂の5-4で迎えた第10ゲーム。ここでも両者譲らない激しいラリーを展開するも、シャラポワのダブルフォルトで大坂にマッチポイント。最後は一歩抜き出た大坂が、この激闘を制した。

高い集中力で、良い意味で淡々と試合に入り込んでいたように見えた大坂、2回戦では第31シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)との対戦が決まっている。次も素晴らしいテニスを見せてくれる事を期待したい。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」出場時の大坂なおみ

(Photo by Pat Scala/Getty Image)