「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/本戦3月8~3月18日/ハードコート)の男子シングルスのドローが3月7日、明らかになり、錦織圭(日本/日清食品)の初戦の相手はラン…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/本戦3月8~3月18日/ハードコート)の男子シングルスのドローが3月7日、明らかになり、錦織圭(日本/日清食品)の初戦の相手はランキング47位のレオナルド・メイヤー(アルゼンチン)が有力だと分かった。錦織を含めたシード選手が順当に勝利すれば、3回戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する見通しで、実現すれば注目カードになりそうだ。

錦織は、昨年の8月以降、大会には出場していなかったものの、「ニューヨーク・オープン」でATPツアーに復帰して、準決勝まで進出するなど(ケビン・アンダーソン(南アフリカ)に1-6、6-3、6(4)-7で敗退)、復調を目指していた。

また「男子テニスATPワールドツアー500 アカプルコ」では、デニス・シャポバロフ(カナダ)を相手に1回戦で敗退したものの、錦織は再びランキング上位を狙うべく、25位につけている。

インディアンウェルズで錦織は2回戦からの出場となる予定で、まずは1回戦のメイヤーとビクトル・エストレーリャ ブルゴス(ドミニカ共和国)の試合を見守る格好だ。

錦織は過去に、メイヤーに対しては3戦全勝している。一方で、錦織とエストレーリャ ブルゴスとの対戦記録はなく、エストレーリャ ブルゴスは堅実なストローク力をベースに、コートをエネルギッシュに駆け回って最後までポイントに執着するのを強みとするほか、巧みな駆け引きもできることから、対戦することになった場合に、錦織がどう戦うかも見ものだ。

さらに、錦織にとってさらに強敵なのが3回戦で対戦する可能性のあるジョコビッチで、錦織は13回、ツアーレベルで対戦して2勝しかできておらず、戦績の振るわない相手となる。

3回戦以降については、錦織とそのほかのシード選手が順当に勝ちあがれば、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)、マリン・チリッチ(クロアチア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)らと錦織の対戦カードが実現する可能性もある。いずれの試合も注目カードになりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は「シティ・オープン」の際の錦織圭

(Photo by Tasos Katopodis/Getty Images)