フランス・パリで行われている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の8日目、男子シングルス4回戦。  世界ランキング55位のアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)が第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-…

 フランス・パリで行われている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の8日目、男子シングルス4回戦。  世界ランキング55位のアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)が第8シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-2 6-4 6-4で倒す金星を挙げた。  ラモス ビノラスは過去18度のグランドスラムで一度も2回戦を突破したことがなかったが、アグレッシブなショットと素晴らしいディフェンスでラオニッチを退けた。ラオニッチのサービスを5度ブレークし、自身はサービスゲームを失ったのは一度だけ。7度のブレークポイントのピンチを6度しのいだ。

アルベルト・ラモス ビノラス

 3回戦で左臀部の痛みを訴えたラオニッチだが、この試合では問題なくプレーできたようだ。ただし、サービスの威力は本来より少し落ちていた。

 一方、波乱を起こしたラモス ビノラスは「4年連続で1回戦敗退だったから…、今の気持ちを表す言葉が見つからないよ」と試合後は感極まっていた。(C)AP