3月5日にATP(男子プロテニス協会)から最新の世界ランキングが発表され、カイル・エドマンド(イギリス)が自身最高の24位になった。このため、今までイギリス選手最高位のアンディ・マレー(イギリス)が世界ランク29位に後退し、エドマンドが英国…

3月5日にATP(男子プロテニス協会)から最新の世界ランキングが発表され、カイル・エドマンド(イギリス)が自身最高の24位になった。このため、今までイギリス選手最高位のアンディ・マレー(イギリス)が世界ランク29位に後退し、エドマンドが英国1位になった。マレーは、「ウィンブルドン」以来プレーをしておらず、先週21位から8ランク落とした。

マレーは2006年2月27日付けで世界ランク42位となりティム・ヘンマン(イギリス)から代わって以来、イギリスのナンバーワン選手として活躍してきた。エドマンドは「ランキングが上がったことは誇らしくはあるけど、アンディが健康で彼がいるべき場所であるトップにいてくれたら、もっと嬉しかっただろう」とBBCのインタビューに答えている。

エドマンドは1月の「全豪オープン」準決勝以来、怪我のためプレーをしておらずツアーを欠場している。そのため、このランキングは彼にとってもサプライズニュースだったようで、「イギリスのナンバーワンになるなんて、なんだか気が引けるし、アンディが怪我でランクを落としているから、たまたまこうなったんだと思う。アンディが早く回復してくれて、今後長年にわたって、もっとちゃんとした形で彼と1位の座を争えたらいいね」と展望を語っている。

エドマンドは、今週8日から本戦が始まる「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 インディアンウェルズ」と、3月21日からの「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マイアミ」に出場予定だ。マレーは「ウィンブルドン」までには復帰したいと語っており、二人のランキング対決が楽しみだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は自身初の世界ランク24位になったエドマンド(「全豪オープン」のときのもの)

(Photo by Paul Rovere/Getty Images)