チーム数を削減することになったスーパーラグビーから外され、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアのチームが集まる欧州リーグ(プロ14)に2017-18シーズンから参戦している南アフリカのチーターズだが、指揮官に続いて、チームの…

 チーム数を削減することになったスーパーラグビーから外され、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアのチームが集まる欧州リーグ(プロ14)に2017-18シーズンから参戦している南アフリカのチーターズだが、指揮官に続いて、チームの看板選手も失うことになった。
 イングランド最高峰リーグのプレミアシップに属するウスター・ウォリアーズが3月1日、チーターズのキャプテンである南ア代表CTBのフランソワ・フェンターと来季からの2年契約を結んだと発表した。ローリー・ダンカン ヘッドコーチも今季終了後にウスターに加入することが決まっており、ファンや関係者には落胆が広がった。

 欧州リーグ参戦に希望を抱いたチーターズだが、13試合で10トライを挙げトライランキングのトップに立っていたWTB/CTBマカゾレ・マピンピは、ニュージーランドやオーストラリアのチームと対戦できるスーパーラグビーでプレーがしたいと、1月に退団してシャークスに加入。同じくチーターズのトライゲッターだったスピードスターのレイモンド・ルールとセルジール・ピーターセンもスーパーラグビーサイドのストーマーズに移籍しており、人気選手の流出に歯止めがきかなくなっている。

 ウスターとサインした26歳のフェンターは、南ア代表の昨年の欧州遠征3試合で背番号12をつけ、7キャップを持つ。スーパーラグビー出場は50試合を超え、プロ14でもこれまで10試合に出場してカンファレンスAで現在3位のチーターズをけん引している。