今年のスーパーラグビーを最後にニュージーランドを離れることを自身のインスタグラムで2月末に発表した同国代表“オールブラックス”のジェローム・カイノだが、移籍先はフランスのトゥールーズ(スタッド・トゥールーザン)に決めたことが明らかになった…

 今年のスーパーラグビーを最後にニュージーランドを離れることを自身のインスタグラムで2月末に発表した同国代表“オールブラックス”のジェローム・カイノだが、移籍先はフランスのトゥールーズ(スタッド・トゥールーザン)に決めたことが明らかになった。

 同じフレンチクラブのトゥーロンも獲得に動いていたといわれるが、フランス最高峰リーグで優勝19回、欧州王者の称号獲得4回と、いずれも最多記録を持つ名門トゥールーズのディディエ・ラクロワ会長が、カイノと2年契約を結んだことを認めたと、ニュージーランドメディアの『Newshub』などが報じた。

 オールブラックスのバックローとして81キャップを重ね、2011年と2015年のワールドカップ連覇に大きく貢献したカイノは、4月に35歳の誕生日を迎え、海外移籍を選んだことでオールブラックスのキャリアは終わったと見られている。これまで128試合出場してきたブルーズのジャージーを着るのも今年が最後で、チームに15年ぶりの栄冠をもたらすべくラストシーズンの奮闘を誓っている。

 数か月後に合流するトゥールーズには、オールブラックスとブルーズでチームメイトだったPRチャーリー・ファウムイナなどが在籍している。