水谷隼 Photo:Itaru Chiba 今をときめく日本卓球界のトップ選手が一堂に会す夢の競演「LIONカップ 第22回ジャパントップ12卓球大会」(以下、ジャパントップ12)が3月3日、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で開催…

水谷隼 Photo:Itaru Chiba

 今をときめく日本卓球界のトップ選手が一堂に会す夢の競演「LIONカップ 第22回ジャパントップ12卓球大会」(以下、ジャパントップ12)が3月3日、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で開催される。出場する男女各12人は原則として、1月に行われた全日本選手権の男女シングルスベスト8と日本卓球協会選考による男女4人。試合方式は男女とも3人ずつ4グループ(A~D)に分かれて予選リーグを行い、各グループ1位通過の選手4人で決勝トーナメントを行う。わずか一日で優勝者が決まるスピード決着だ。優勝賞金は100万円。



 男子は豪華なメンバーがそろった。注目は何といってもこの二人。全日本選手権に次ぐ顔合わせとなる水谷隼(木下グループ)と張本智和(JOCエリートアカデミー)だ。最新の世界ランク7位の丹羽孝希(スヴェンソン)、同10位の松平健太(木下グループ)が出場を回避したため、同大会での日本人トップは世界ランク12位の張本となっているが、同14位の水谷も全日本選手権決勝で敗れ通算10勝を阻まれた雪辱に燃えている。再びのガチンコ対決で火花が散ること必至だ。

 伏兵には先月ロンドンで開かれた「チームワールドカップ2018」<2月22~25日/イギリス)で大活躍し、同大会における日本男子初の銀メダルに貢献した上田仁((株)シェークハンズ)がいる。チームのピンチを何度も救ったキーマンとして注目を浴びた上田は2月27日にプロ宣言し、所属先の協和発酵キリンを電撃退社。新天地として今秋開幕予定の卓球プロアマ混合リーグ「Tリーグ」に参戦する「チーム岡山」への加入が濃厚と見られている。また上田はジャパントップ12で昨年優勝しており、連覇に向けて盤石といったところだ。


<男子シングルス組合せ>
【Aグループ】
張本智和(JOCエリートアカデミー)
渡辺裕介(明治大学)
吉田雅己(協和発酵キリン)

【Bグループ】
神巧也(シチズン時計)
吉村真晴(名古屋ダイハツ)
吉村和弘(愛知工業大学)

【Cグループ】
森薗政崇(明治大学)
大島祐哉(木下グループ)
上田仁((株)シェークハンズ)

【Dグループ】
水谷隼(木下グループ)
松平賢二(協和発酵キリン)
松山祐季(愛知工業大学)

(文=高樹ミナ)