「男子テニスATPワールドツアー500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月26日~3月3日/ハード)の2回戦で、第8シードの杉田祐一(日本/三菱電機)は2月28日、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦し、勝利を収めた。カウントは7…

「男子テニスATPワールドツアー500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月26日~3月3日/ハード)の2回戦で、第8シードの杉田祐一(日本/三菱電機)は2月28日、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦し、勝利を収めた。カウントは7-6(4)、6-4、試合時間は1時間31分だった。

杉田とストルフは過去には対戦しておらず、今回で初めて白黒がついた形で、杉田が先勝した。

試合の序盤はそれぞれ、サービスをキープする形で進展。時折、デュースにもつれ込んだりブレークポイントとなったりしたものの、両選手ともにリードを築くのに決定的な1点を奪えずに、均衡の取れた展開となった。

中盤に入り始める5ゲーム目、2-2で迎えたリターンで杉田は、30-40のブレークポイントを掴んだ。セカンドサービスを杉田は中央へ返球して、バックハンドを主体としたストロークの打ち合いに入ると、杉田がストレートにコースを変えたウィナーを放ち、ブレークに成功。3-2と1ブレークアップのリードを手にした。

杉田はこのリードを生かしたかったものの、サービング・フォー・ザ・セットだった10ゲーム目のサービスゲームで、ストルフにブレークを許し、カウントをイーブンに戻されてしまった。

杉田はさらに、11ゲーム目のストルフのサービスをブレークし、2度目のサービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、第1セットの行方はまだもつれる展開。デュースに入ると、杉田がラリーでアウトミスをしてしまったほか、ブレークポイントで、ストルフが、コースをつく返球でポイントを取ってブレークし、タイブレークに。

杉田はタイブレークで、4-4からのリターンで、ストルフのローボレーのアウトミスでポイントを得て自身のサービスへ。鋭いサービスから逆クロスへのフォアを打ち込むと、ストルフは返球しきれずに、6-4とセットポイント。杉田はここでもストローク戦に勝った結果、1セット目を手にした。

2セット目では、杉田もストルフも、サービスゲームでは相手にブレークさせず、引き締まったスコアでゲームを運んだ。序盤から中盤にかけては特に、双方の危なげないキープが続いた格好だった。

しかし、杉田は5-4とリードして迎えた10ゲーム目でチャンスを作った。15-40と2マッチポイントとなったところで、杉田はストロークをアウトしてしまい、ストルフに1点挽回の機会を与えた。が、最後は、杉田がリターンを相手コート真ん中の深くに返球すると、ストルフが打球をアウト。杉田が勝利を決めた。

杉田はルカ・プイユ(フランス)と次の試合となる3回戦で対戦する見通しだ。試合開始時間は日本時間3月2日0時以降を予定している。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ABN AMRO ワールド・テニス」でプレーする杉田

(Photo by Jan Kok/Soccrates/Getty Images)