ワイルドカードで「男子テニスATPワールドツアー500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/本戦2月26~3月3日/ハードコート)に出場したマレク・ジャジリ(チュニジア)は2月28日、第1シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)との1…

ワイルドカードで「男子テニスATPワールドツアー500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/本戦2月26~3月3日/ハードコート)に出場したマレク・ジャジリ(チュニジア)は2月28日、第1シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)との1回戦を4-6、7-5、6-4で突破し、周囲を驚かせる自身のキャリアで最大の勝利を手にした。

世界ランキング117位で34歳であるジャジリは今回の試合で、ランキング4位のディミトロフを2時間17分で下し、ランキング5位以内の選手に対する初勝利を飾った。

ジャジリは、第1セットの第2ゲームで3つのブレークポイントを退けたが、第10ゲームでサーブを落とした。その後、第2セットでディミトロフのプレーが少し落ち着くと、ジャジリが第11ゲームでブレークした後、サービスキープしてタイに戻した。

ファイナルセットでは、ジャジリが第6ゲームでさらに2つのブレークポイントを退けると、次のゲームでディミトロフがダブルフォルトで3つのブレークポイントを与えてしまい、ジャジリが試合を決めるブレークのチャンスを2回目でものにした。

「今日は本当に積極的だった。今日は懸命にボールを入れるようにしたし、攻撃しようと、多様なプレーを出そうとした。継続し、『大丈夫、次のゲームは自分のサーブだ』と自分を鼓舞し続けた。サーブを取り続けるのが一番重要だった。それが第3セットの目標だった」とジャジリは語った。

ディミトロフは試合でのプレーについてについて、先立って行われたロッテルダムでの決勝でロジャー・フェデラー(スイス)に負けた際に影響していた風邪や、負傷のせいにしようとはしなかった。

「本当に他にはどうしようもできない。こういう日もある。運悪く、求めているレベルで自分の試合ができなかった。コート上の動きがよくなかったし、少しの間サーブは大丈夫だと思ったが、また自分のリズムを失った」とディミトロフは話した。

ジャジリは次に、準々決勝への進出をかけてロビン・ハッサ(オランダ)と対戦する予定だ。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「ABN AMRO ワールド・テニス」でのディミトロフ

(Photo by Jan Kok/Soccrates/Getty Images)