フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)。8日目の日曜日には男子シングルス4回戦が予定されている。 ジョン・イズナー(アメリカ)がグランドスラムで2度目の準々決勝進出を果たすには大きな壁が立ちはだ…

 フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)。8日目の日曜日には男子シングルス4回戦が予定されている。

 ジョン・イズナー(アメリカ)がグランドスラムで2度目の準々決勝進出を果たすには大きな壁が立ちはだかる。これまで5度挑戦して一度も勝ったことがない相手、アンディ・マレー(イギリス)を倒さなければならないのだ。  「ここから先へ勝ち進むことで、第15シードが間違っていることを証明しなければならない。マレー戦は厳しい戦いになるだろうが、それは相手も同じこと」  もしイズナーがロラン・ギャロスの4回戦に勝ち、準々決勝に進むと、アメリカ人としては13年前のアンドレ・アガシ以来のこととなる。また、彼の4大大会を振り返れば、2011年全米オープンでのアンディ・ロディックとの準々決勝以来だ。 「今のアメリカテニス界は90年代や2000年代前半とは変わっている。もうアガシや、ピート・サンプラス、マイケル・チャン、ジム・クーリエはいない。僕が長くアメリカのトップを守り続けている。ランキングは13位、14位くらいで。そのことにはとても満足している。ただ、アメリカのファンは物足りないだろうけどね」  今回、マレーに勝つには、イボ・カルロビッチ(クロアチア)戦がヒントになるという。「カルロビッチも僕と同様ビッグサーバーなので、あの試合からヒントは得ている。ただ、タイプは少し違うね。サービスも違う」  マレー側から見たカルロビッチとイズナーの違いとは?「ジョン(イズナー)のほうがベースラインに下がってプレーする傾向がある。ボレーはほとんどしない。2人の大柄な選手でサービスも強力なのは確かだけど、プレースタイル、ボールの打ち方は全然違うんだ」  イズナー対マレーの4回戦は日曜日に予定されているが、天気予報では強い雨が降ると予想されている。(C)AP(テニスマガジン)