アイルランド代表として95キャップ、4年に一度結成されるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでも5キャップ獲得し、テストマッチ通算100試合出場を誇ったジェイミー・ヒースリップ(34歳)が、2月26日、現役引退を発表した。
 元アイルランド代表主将でもあるヒースリップは、昨年のシックスネーションズ最終戦前のウォーミングアップ中に背中を痛め、11月に二度目の手術を受けるなどして復活を目指していたが、「私は医学的助言を受け入れなければならなかった。家族とも話し合い、将来の幸せを確保するために、ラグビーをプレーすることから直ちに引退するという難しい決断をした」と、ツイッターでコメントした。

 ヒースリップはヨーロッパ屈指のナンバー8で、シックスネーションズでは2009年のグランドスラムを含め3回の優勝に貢献。クラブシーンではレンスター一筋で、2005年にプロデビュー以来229試合に出場、ヨーロッパクラブ王者に3回輝き、ケルティックリーグ/プロ12(現プロ14)でも3回タイトルを獲得した。そして2009年と2016年に、ワールドラグビー(国際統括団体)の年間最優秀選手賞にノミネートされていた。
 ワールドカップには2大会(2011、2015)に出場して全10試合に先発。2016年11月にはオールブラックス(ニュージーランド代表)を初めて破り、アイルランドのラグビー史に名を刻んだ。

 レンスターとアイルランド代表でヒースリップを見てきたジョー・シュミット ヘッドコーチは、「ジェイミーはインテリジェントで、信じられないほど頑丈なプレーヤーだった。完全なプロフェッショナルで、行動で成功に導いたリーダーだった」と敬意を表した。