黒衣を着てテストマッチ71試合に出場し、2015年のワールドカップ優勝にも貢献したルースヘッドプロップのワイアット・クロケットが、2月27日、オールブラックス(ニュージーランド代表)からの引退を発表した。
 スーパーラグビーで歴代最多キャップを誇り、2年連続9回目の優勝を狙うクルセイダーズの一員として先週末のチーフス戦で通算188試合出場となった35歳のクロケットは、スーパーラグビーでプレーするのも今年が最後となる。

「私の家族は過去13年間(2006年にプロデビュー)、多くの犠牲を払って、私に夢のなかで生き抜くことを許してくれた。家族にお返しをする時が来た」

 そうコメントしたクロケットは、昨年末に代表引退を決め、今年1月にオールブラックスのスティーヴ・ハンセン ヘッドコーチに気持ちを伝えていたという。
 黒衣を着ての最後の試合は、昨年11月25日のウェールズ戦で、自身のオールブラックスキャリアにおいて通算66勝目に貢献。ニュージーランドラグビー協会によると、勝率93%はテストマッチで50キャップ以上獲得した選手のなかで最も優れた成績である。

 オールブラックスのハンセン ヘッドコーチはクロケットがニュージーランドラグビー界に与えた多大な影響を称え、「オールブラックスを代表して、クロッキーがチームのためにおこなったすべてのことに対して感謝したい。彼はゲームにおいて偉大な奉仕者であり、間違いなくジャージーを強化した。彼は世界クラスのフロントローであり、シニアのプロフェッショナルで、とても多くの人に愛されたメンバーとしてオールブラックスを去る」とコメントした。

 クロケットは国際ステージからは退くが、国内リーグではタスマン協会と2年契約を結んでおり、マイター10カップでのプレーは続ける予定。