若くて強烈な3列も加わった安定感あるFW。そして、伝統的にストラクチャーのあるアタックが得意。
 2月24日に秩父宮ラグビー場でサンウルブズと戦うブランビーズは、オーストラリア・カンファレンスの中でもっとも安定して好成績を残してきたチームだ。狼軍団を率いるジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチも、「ワラビーズを何人も含み、FWも強い。強敵」とその力を警戒している。

 試合前日のゲームリハーサルを前にダン・マッケラー監督は、暖かい地元との気候の違いにも、「もともとキャンベラは寒い場所。大きな問題はない」と言った。
 今季から指揮官に就任した。そして、どんなチームにも簡単ではないシーズン初戦。それらについても同監督は、「リラックスしています。いいプレシーズンも過ごせました。私自身、ブランビーズの(コーチングスタッフ)に関わって5年目ですが、これまでと比べてもいい感じです。自分の職務も果たせている。最初の試合は確かに難しいところもあるので、シンプルに戦います。複雑なことは何もしない」
 そのためにも、「自分たちが何をしたいか、明確に伝えます」と展望を口にした。

 サンウルブズについての分析は、思うようにできなかった。大きく陣容は変わり、プレシーズンマッチもなかったからだ。
 マッケラー監督は言う。
「(今季のチームでのプレシーズン)ゲームがなかったので、(対戦相手を)目で見て知ることができていないのは事実です。コーチングスタッフが同じというこで日本代表の試合は見ましたが、チーム(の性質)も、(構成する)プレーヤーも違う。だから自分たちのやることに集中するしかない」
 準備してきたことをやり切る。その考えはぶれない。

 同監督は、新しくチームに加わった戦力に期待している。
「FLのロブ・ヴァレティニは19歳ですが、国内選手権で力を示しました。NO8イシ・ナイサラニは素晴らしい才能の持ち主です。そのパワーは、FWに新たな強みを加えてくれるでしょう。WTBのチャンス・ペニはフォースから移籍してきた、ラグビー・リーグ出身の得点力ある選手です。ベンチスタートとなるマット・ルーカスもスキルの高い選手で頼りになる」
 オーストラリア代表として43キャップを持つPRスコット・シオと、日本でのシーズン最後の試合で負傷したFLデイヴィッド・ポーコックはメンバーから外れたが、フレッシュな選手たちの加入でバランスのいいメンバー構成となった。

 強気のSHジョー・パウエルと、テクニシャンのSOクリスタャン・リアリーファノがリードするBKも強力だ。CTBには技術の高いカイル・ゴドウィンと、ハードマンのテヴィタ・クリンドラニ。WTBヘンリー・スペイトはスピードも経験も豊富。
 初戦からこんな相手と戦うサンウルブズは大変も、ワールドレベルのプレーを目の当たりにできるファンは幸せだ。