「オープン13 マルセイユ」(フランス・マルセイユ/2月19~25日/ハードコート)に第2シードで出場していたスタン・ワウリンカ(スイス)は2月22日、2回戦でイーリャ・イバシュカ(ベラルーシ)に4-6、1-1とリードされたところで、左膝の…

「オープン13 マルセイユ」(フランス・マルセイユ/2月19~25日/ハードコート)に第2シードで出場していたスタン・ワウリンカ(スイス)は2月22日、2回戦でイーリャ・イバシュカ(ベラルーシ)に4-6、1-1とリードされたところで、左膝の怪我の再発により、足を引きずりながら途中棄権した。

世界ランク193位のベラルーシのイバシュカとの試合を棄権した、グランドスラム3度優勝のワウリンカは、取り乱した様子でコートを去り、第1セット3-3以降、左膝の不調に苦しんでいたと語った。

「3-3でフォアハンドのボレーを打った時、膝を少し痛めた。とても張っているのを感じた」とワウリンカはトーナメントの公式サイトで説明し、「その後は、動かすことができなかった」ことを明らかにした。

32歳のワウリンカは、ロッテルダムで先週に開催された「ABN AMRO ワールド・テニス」でも、世界ランク259位のタロン・グリークスプア(オランダ)に屈するという、驚きの敗戦を喫した。

ワウリンカは手術を要する左膝の怪我により、2017年シーズンを8月で終えていた。復帰した際の1月の「全豪オープン」2回戦でテニス・サングレン(アメリカ)に敗れた。

ワウリンカは、完全に調子が戻るにはまだ時間が必要で、今も苦闘中だと認めている。

同選手は「膝が張ってきて、膝蓋骨にプレッシャーがかかると、無理はできない」と語り、「無理をすると、悪化する。今は難しい時期だ。長い時間がかかるが、今起きているあらゆることから、少し距離を置く必要がある」と話している。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「ABN AMRO ワールド・テニス」でのワウリンカ

(Photo by Jan Kok/Soccrates/Getty Images)