フランス・パリで行われている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の6日目。 2011年と14年のウインブルドンを制した第10シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が、世界ランク108位のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に0-…
フランス・パリで行われている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の6日目。
2011年と14年のウインブルドンを制した第10シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が、世界ランク108位のシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に0-6 7-6(3) 0-6で敗れた。
ロジャーズは、南カリフォルニア出身の23歳。グランドスラムのベスト16に進んだのは、これが初めてだ。彼女は、アンフォーストエラーの数をクビトバの半分に抑え(クビトバの36本に対し、ロジャーズは18本)、1度しかブレークを許さず、クビトバよりずっとなめらかにプレーして勝利した。
マッチポイントでクビトバのフォアハンドがネットにかかった瞬間、ロジャーズはレッドクレーの上にラケットを落とし、信じられない、といったふうに頭を抱えた。全仏で、そしてグランドスラムで初めての4回戦進出。それは間違いなく彼女にとって最良の瞬間だった。
「私は簡単に泣くほうなの。そして今日、皆がそれを見たと思うわ。すぐに泣き出してしまった。信じられないような瞬間だったから」とロジャーズ。「でも、それはちょっと(涙で)ぼやけていたわね」。
ロジャーズのこれまでのグランドスラム大会での最高成績は、2015年の全米オープン3回戦だった。
「ただ、1ポイント1ポイントを取ろうとしながらプレーしていた。これを習慣と呼べるかはまだわからないけど、ここから、それを習慣にしていけるように願うわ」
次の4回戦でロジャーズが対戦する相手は、第25シードのイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)だ。(C)AP(テニスマガジン)