共同オーナーのシャーマン氏も地元メディアに語る「動きは全て正しいもの」 新オーナーに就任したデレク・ジーター氏のもとでチ…
共同オーナーのシャーマン氏も地元メディアに語る「動きは全て正しいもの」
新オーナーに就任したデレク・ジーター氏のもとでチーム再建を進めるマーリンズ。主力の大量放出は地元ファンの反発を買っているとも伝えられているが、ジーター氏は「真実からかけ離れている」と語ったという。もう1人のオーナーである投資家のブルース・シャーマン氏も、ここまでの動きは「全て正しい」と話したと、地元紙「サン・センチネル」が報じている。
マーリンズは14日(日本時間15日)にバッテリー組がキャンプインし、19日(同20日)には野手組も加わって全体練習が始まった。当然、そこには昨季までの主力で人気選手でもあったディー・ゴードン内野手(マリナーズ)、ジャンカルロ・スタントン外野手(ヤンキース)、マルセル・オズナ外野手(カージナルス)、クリスチャン・イエリッチ外野手(ブルワーズ)の姿はない。
ゴードン、スタントン、オズナの放出にはチーム内外から不満の声が上がり、イエリッチは移籍を志願して、ブルワーズにトレードとなった。スター候補のJ・T・リアルミュート捕手も放出を望んでいるとされている。再建に伴う“痛み”とはいえ、あまりにも急激な変化は波紋を広げているが、オーナーサイドは確かな手応えを得ているようだ。
「サン・センチネル」は「マーリンズのオーナー、ブルース・シャーマン:デレク・ジーターと共同オーナーたちが行った動きは全て正しいものだ。フランチャイズはとても洗練されていて、資金も潤っており、財政的な準備も整っている」とのタイトルで記事を掲載した。共同オーナーのシャーマン氏が、昨年9月の就任会見以来初めて公の場に姿を現し、話した内容について伝えている。
記事では「マイアミ・マーリンズは多くの資金を蓄えており、成功と呼べるオフシーズンを送り、ここ数か月で多くのポジティブな反応をファンから得ている、とブルース・シャーマンとデレク・ジーターは月曜日に発言したのである」と言及。ただ、続けて「それに反した世の声があるのにも関わらずにだ」と指摘している。さらに「(オーナーに就任した)初日に見せた時と同じのんびりしたトーンで、シャーマンはマーリンズの長期的な先行きを楽観的に描いたのである」とも報じている。
ジーター氏は報道に釘を刺す?「全てのファンが怒っているということは、真実からかけ離れている」
マーリンズはオフに主力を大量放出しただけでなく、2003年のワールドシリーズ制覇の功労者、ジャック・マキーオン元監督、ジェフ・コーナイン元内野手という功労者もアドバイザーから解任。他にも多くのスタッフがクビとなった。地元メディアは批判的に伝えているが、シャーマン氏はここまでの動きを評価しているという。
「私の視点から言うと、我々チームの経営者は全て正しいアクションを取ってきたと思うよ。私は、下した判断全てに関わってきたんだ。私もパートナーたちも全ての決断を後押ししたよ。長い目で見た再建を行っているんだよ」
このように語った上で、新オーナーグループには資金が十分にないのではないかという声にも反論。「我々はとても洗練されていて、資金も潤っており、財政的な準備も整っている組織なんだ。そしてそれは、単に今年だけのためではなく、この先ずっと何年ものためのものなんだ」と長期的な視点で見守ってもらうよう求めたという。
ヤンキースでスーパースターだったジーター氏への風当たりは強い。特に、経営が黒字化した場合にジーター氏に毎年数億円のボーナスが入ると報じられたことが反発を呼んだ。もっとも、シャーマン氏は記事の中で「短期的な利益を得るためにこの再建に関わっている者は誰もいないんだ」と指摘。球団が行ったいくつかのトレードにファンががっかりしていることを理解しているものの、チームを将来的に維持していくための再建であることを誰もが理解するようになる、としている。
シャーマン氏はとにかく「忍耐力」が必要だと強調。一方、ジーター氏は「我々は多くのファンから素晴らしい反応を得ている」と発言し、「ここ4か月間で多くのファンに会ってきたんだ。彼らはみんな辛抱強くて、我々の行うことを理解していて、チャンスを与えてくれると言ってくれたんだ。全てのファンが怒っているということは、真実からかけ離れている、ということを物語っているんだよ」と、批判的な地元メディアの報道に釘を刺している。
改革の結果が出るのは数年後。ただ、実際にファンが現時点でどのような思いを抱いているのかは、開幕後すぐにわかることになりそうだ。(Full-Count編集部)