キャンプでは高橋礼、渡邉雄大の新人2人が好投、ドラ1右腕は今… 次々に名前が出てくる、ソフトバンクの若手投手。第4クール…

キャンプでは高橋礼、渡邉雄大の新人2人が好投、ドラ1右腕は今…

 次々に名前が出てくる、ソフトバンクの若手投手。第4クールが終わった宮崎での春季キャンプでも、新たに楽しみな若手が現れている。ドラフトで加入したばかりのドラフト2位・高橋礼投手、そして育成6位の渡邉雄大投手だ。

 第4クール最終日に行われた紅白戦でA組の野手を相手に、初の実戦登板の舞台を踏んだ2人。ともに持ち味を発揮して好投し、工藤公康監督ら首脳陣からも好評価を得ていた。その一方で気になるのは、ここ数年、大きな期待を背負ってホークスに入団してきたドラフト上位の選手たちのことである。

 2015年のドラフト1位で県岐阜商高から入団した高橋純平投手も、その中の1人であろう。

 現在、宮崎キャンプのB組で汗を流している背番号47は、新たなフォームを固めている真っ最中である。

 昨秋、新たにコーチとなった久保康生2軍投手コーチの下で、グラブをはめた左手を頭上高く掲げるフォームに着手した右腕。12月、1月と、このフォームで自主トレを継続してきた。ただ、これはあくまでも、上体が突っ込みやすい癖の矯正のためで、右腕いわく「過剰に意識し過ぎた」のだという。キャンプが始まると、工藤公康監督、倉野信次投手統括コーチの下で、再び左手を肩ほどの高さに掲げるフォームへと修正することになった。

2月16日に打撃投手に登板、18日のブルペンは「凄く良かった」

 一時はブルペン入りもせず、フォーム作りを徹底した。「横を向いている時間を長く持てるように。あとは全部をゆっくり時間を使う感じにしている」。左足の使い方、右足の使い方と徐々に段階は上がり、2月16日にはB組で打撃投手に登板。ボール球が多い内容となって課題を残したものの、18日に入ったブルペンは「凄く感触が良かった」と手応えを掴んできている。

「左手を高くしていたおかげで、従来のフォームよりも少し左手を上げても違和感なく投げられている」。少しばかりの遠回りとなったが、苦しみながらも、一歩ずつ前に進んでいる。

 ドラフトでは3球団競合の末にソフトバンクに入団した最速154キロの右腕。昨季は4月14日のオリックス戦(ヤフオクD)で1軍デビューを果たすも、3回4失点に終わってその後1軍登板はなし。悔しさの残る1年になった。ソフトバンクの1軍投手陣は狭き門だが、ポテンシャルで言えば、指折りのものがある。ライバルは多い。だが、地道に積み重ねていった先に、花開く瞬間があるはずだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)