競泳の第34回コナミオープンが2月17日・18日にわたり東京辰巳国際水泳場で開催。4月に開催される日本選手権の前哨戦と位置付けられる同大会には国内のトップスイマーが参加し、日本新記録も3種目で誕生した。池江璃花子(ルネサンス亀戸)は女子20…

競泳の第34回コナミオープンが2月17日・18日にわたり東京辰巳国際水泳場で開催。4月に開催される日本選手権の前哨戦と位置付けられる同大会には国内のトップスイマーが参加し、日本新記録も3種目で誕生した。

池江璃花子(ルネサンス亀戸)は女子200m自由形で1分55秒04、女子50mバタフライを25秒44で制して二つの日本新記録を樹立。中村克(イトマン東進)は男子100m自由形を47秒87で泳ぎ切って記録を打ち立てた。

中村克(左)と池江璃花子

日本新記録を叩き出した中村克

女子400m自由形では日本高校記録を塗り替えた池江璃花子

競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「長年日本の自由形は強化しなければといけないと言われていて、それが好記録を出してくれたのはいい弾みになった」と、他選手への刺激を与えた両選手のタイムに笑みを浮かべる。

その一方で、年始から体調不良でレースを見送り、17日が今季初戦となった萩野公介(ブリヂストン)の復帰に安堵の表情を見せた。

「最後はレースに出ていなかった甘さが出たが、正直始まる前はもっと遅い記録で終わるんじゃないかと不安があった。決して褒められるものではないが、よく頑張ってくれた」

平井伯昌ヘッドコーチ

萩野は17日の男子200m自由形を1分49秒03、18日の男子200m個人メドレーを1分58秒45でまとめ、それぞれ2位となっている。

萩野自身は18日の予選後に「昨日は出ることだけで精一杯だったが、今日は気持ちの余裕を持って自分の泳ぎを分析しながら泳ぐことができた」と話し、決勝を終えると「自分の100パーセントは出し切ったのでよかった。出来としては予想以上にいい」と初レースを楽しめたと表情をゆるめた。

コナミオープンが今季初レースとなった萩野公介

コナミオープンの表彰選手たち

●第34回コナミオープン 表彰選手
男子最優秀選手/中村克(イトマン東進)
女子最優秀選手/池江璃花子(ルネサンス亀戸)
男子優秀選手(小学生の部)/ 錦織孟徳(イトマン千葉)
女子優秀選手(小学生の部)/佐々木美莉(スウィン鷲宮)
男子優秀選手(中学生の部)/小泉龍馬(田園SS)
女子優秀選手(中学生の部)/泉原凪沙(コナミ天王町)
男子優秀選手(高校生の部)/宮本一平(スウィン大宮)
女子優秀選手(高校生の部)/酒井夏海(スウィン南越谷)

第34回コナミオープンに出場した萩野公介(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した萩野公介(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した池江璃花子(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した池江璃花子(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した中村克(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した中村克(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した中村克(左)と池江璃花子(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した中村克(左)と池江璃花子(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した池江璃花子(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンに出場した池江璃花子(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンの表彰選手たち(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行

第34回コナミオープンの表彰選手たち(2018年2月18日)撮影:五味渕秀行