世界一へのキーマン前田、MLB公式のガーニック記者は「去年よりは良くなると思う」 メジャー3年目のシーズンを迎える前田健…
世界一へのキーマン前田、MLB公式のガーニック記者は「去年よりは良くなると思う」
メジャー3年目のシーズンを迎える前田健太投手にかかる期待は例年以上に大きい。昨年は前半戦で苦しみ、先発ローテ落ちも経験。だが、後半戦は好投を続けると、ポストシーズンではブルペンに回って圧巻の投球を披露し、ワールドシリーズ進出に大きく貢献した。再び本職の先発としてスタートする新シーズンでは、世界一へのキーマンの一人となるが、地元メディアのベテラン記者は「15勝以上」を挙げると予想。一方で、シーズン中に一時的にブルペンに回る可能性があるとも指摘している。
日本人右腕の活躍を“予言”したのは、地元紙などでドジャースを取材して37年のケン・ガーニック記者。現在はMLB公式サイトでドジャースをカバーしている。
前田は1年目に16勝、2年目に13勝と計29勝をマーク。2016、17年で計30勝を挙げたのはメジャーでも11人だけ。前田は直近2年で“12位タイ“に位置する。昨年は防御率も4.22(16年は3.48)と成績を落としたが、ガーニック記者は今季は復調すると予想する。
「ケンタは今年も15勝は挙げてくれる選手になるはずだ。去年よりは良くなると思う。より多くの回を投げることを意識していると思うし、周りもそれを期待している」
一時的なブルペン入り示唆も…理由はネガティブなものではない?
本人が目標に掲げるのは先発ローテーションを1年間守っての世界一。当然、ローテから外れなければイニング数は積み重なっていくはずだ。ただ、それを「期待」しているガーニック記者も、前田がシーズン中に一時的にブルペン入りする可能性があると分析。ただ、その理由はネガティブなものではない。昨年のポストシーズンでの活躍があまりにも強烈だったため、ブルペン入りすればチームにプラスになると考えられることはもちろん、前田にとってもプラスに働くというのだ。
「(昨年のポストシーズンは)いい経験だったと思う。そして、今年もブルペンへの移動はあるはずだ。なぜかというと、年間を通してローテーションを守ることにより、大事な時期に疲れが出てしまう可能性もある。ブルペンへ移動して、球数に制限がある中で中継ぎ登板することは彼にとってもチームにとってもプラスではないかと思う」
チームも前田もフレッシュさを保つために、シーズン途中に“配置転換”する。メジャー屈指の戦力を誇るドジャースが悲願のワールドシリーズ制覇を見据えるからこその策だと言えるだろう。
ガーニック記者は「今年も間違いなく期待は高い。むしろ、今までよりもっとかもしれない。リーグの中でも最高のチームで、同じようなメンバーが戻ってきているので、期待せざるをえない」と言う。頂点を目指すデイブ・ロバーツ監督にとって、前田が貴重な戦力であることは確かだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)