新入生紹介第1回を飾るのは、2017年全国高等学校野球選手権(甲子園)での準優勝エース・平元銀次郎をはじめとする、3人の投手陣である。まだ練習に参加して間もないルーキーたちに話を伺った。 平元 銀次郎 投手(広陵) -法政大学に入学する…
新入生紹介第1回を飾るのは、2017年全国高等学校野球選手権(甲子園)での準優勝エース・平元銀次郎をはじめとする、3人の投手陣である。まだ練習に参加して間もないルーキーたちに話を伺った。
平元 銀次郎 投手(広陵)
-法政大学に入学することに決めた決め手は
練習環境が整っていますし、レベルの高い環境で野球がやれるというのが第一ですね。
-広陵高校は野球の名門校として有名です。特に厳しかったことは
寮生活でも厳しいですし、練習でも厳しかったですし、全部が厳しかったですね。 テレビも見れなかったですし、携帯も持てなかったので流行りのこととか全然分からないです(笑)。
-中村奨成選手(広陵→広島東洋)とは1年生から同部屋でずっとバッテリーを組んできました
高校で自由登校になってから携帯を持てるようになったので、連絡はちょくちょく取っていますね。お互いの近況だったり、プロのキャンプや練習の感想とかを話したりします。
-甲子園での自身の活躍を振り返って
自分は本当に何もしていなくて、チームメイトのみんなに連れて行ってもらった感じです。甲子園に関しては悔しかった思い出しかないですね。
-それでも夏の甲子園準優勝と、全国の高校生の中では一番長い夏を過ごされました
みんなが打ってくれたおかげなので。投手陣としてはふがいない結果に終わってしまったなという思いがありますね。
-高校野球生活で一番きつかった練習は
『45秒』というダッシュのメニューがあるんですけど、本当にしんどかったですね。
-広陵は厳しい練習でも知られています
もともとスタミナが全然なかったんですけど、練習のおかげでかなりついたと思います。
-好きなアーティストは
『One Direction』をよく聞きますね。洋楽をよく聞きます。
-高校時代、寮で一番好きだった食べ物は
ラーメンです。食生活も厳しくて(笑)。 ご飯も大盛2杯食べなきゃいけない決まりがありました。最初は吐いちゃったりするほどきつかったです。
-勉強は得意ですか
冗談抜きでほんとに出来ないです(笑)。 広陵は勉強ついては優しい方だと思うんですけど、いい点は取れなかったです。
-最近の趣味は
映画鑑賞ですね。高校生活が終わってから見るようになりました。寮にいたときは全く見れなかったので。最近はカラオケに行ったりもしていますよ。尾崎豊とかをよく歌います。
-高校に続いて大学でも寮生活になりますが悩みはありますか
広陵が厳しかったので、それ以上はないかなと(笑)。 すごく楽しいです。
-理想の選手像は
小学校、中学校の時はプロ野球をあまり見ていなくて、高校時代はテレビが見れなかったので憧れの選手とかはいないんですけど。すべてにおいて完璧な選手になることが理想ですね。
-大学の練習環境はどうですか
トレーニングルームにもいろいろな器具がありますし、練習メニューもとても考えられているので身になっています。高校時代もかなりいい環境で練習させてもらっていたと思うんですけど、法政も引けを取らない位いい環境だと思います。
-自身のアピールポイントは
三振を取る投球スタイルですね。ストレートは引退した後に軽い気持ちで投げたらMAXが147キロに更新されました。変化球はカーブに一番自信を持っています。
-新1年生で特に仲良くしているのは
みんなと仲良くしています。みんなレベルが高い選手ばかりなのでついていくのに精一杯です(笑)。 プレーで盗めるものは盗んでいきたいです。
-法政大学のイメージは
六大学の中でも優勝回数が一番多いので『名門』という印象ですね。
ー最近は優勝から遠ざかっています。優勝への思いは
まずはチーム内の競争だと思っているので、しっかり勝ち残っていきたいです。
ー投手陣の競争の中でまず目指すものは
先発とかリリーフというよりも、使ってもらえるところで試合に出ていきたいです。隙があったらどんどん狙っていきたいです。最終的には先発完投を目標にしています。
-ドラフトの候補にもなっていたと思うのですが、プロ志望届を出さなかった理由は
まだ自分がそのレベルに達していないと思ったからです。
-現時点でもプロへの思いは
もちろんあります。まずは体をしっかり作っていきたいです。
-高校と比べて練習の厳しさの面ではどうですか
今の時点では高校のほうが全然厳しいですね。おかげで同級生の中でも体力はあるほうだと思っています。スタミナにはある程度自信を持てています。
-これから重点的にしていきたい練習は
やっぱりストレートがまず一番大切になってくるので、特に鍛えていきたいです。
-大学での最初の目標は
150キロを投げることです。
-アピール次第では即戦力になる可能性もあります
とりあえず死ぬ気で1日1日、出来ることを精一杯やるだけです。
-大学4年間の大きな目標は
プロ入りすることです。
-最後にファンの皆さんに向けて意気込みをお願いします
1日でも早くマウンドに上がれるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
(取材:湯浅駿)
平元 銀次郎(ひらもと・ぎんじろう)
1999年9月30日生まれ 178㎝・74㎏
広島県・広陵出身(甲子園:'17夏)
左投・左打
『名門・広陵高校で昨季の夏に広島のドラ1、中村奨成とバッテリーを組み甲子園準優勝を経験した世代屈指のサウスポー。長い腕から繰り出す最速147キロの直球と大きなカーブのコンビネーションで三振の山を築く』