【浦和】「人生、最悪の経験」15人目のPKキッカー駒井の身に起きた想像を絶する異変キックを終えたあと、過緊張と脱力から両足が痙攣。ボールに向かって一歩、二歩と緩急をつけて助走する駒井は、GKが動き出すのを最後までじっと待つ。 しかし――一瞬…

【浦和】「人生、最悪の経験」15人目のPKキッカー駒井の身に起きた想像を絶する異変
キックを終えたあと、過緊張と脱力から両足が痙攣。

ボールに向かって一歩、二歩と緩急をつけて助走する駒井は、GKが動き出すのを最後までじっと待つ。
 しかし――一瞬、ユ・サンフンが右足に重心を置いたと察知し、駒井は逆サイドに狙い澄ましたキックを放つ。が、態勢を整え直して左に飛んだGKの左手により、ボールはゴールの外へ弾き出されてしまう。
 途端に全身から脱力し、放心状態に陥った。「なにも考えられない。頭の中が、それこそまっ白になった」と、FCソウルサポーターの歓声が響くなか、駒井はピッチに立ちつくした。
 それでもまだPK戦は続いている。センターラインまで戻らなければならない。ところが、センターラインにいるチームメイトのところに戻ろうとすると、身体が動かない。両足の太腿の裏の筋肉が痙攣を起こし出したのだ。
「過緊張からかです……。キックミスだけでなく、そういったところでも自分の甘さが出ました」

試合後、ゴール裏の一角を赤く埋めた浦和サポーターに挨拶した際、熱く燃えるようなエールを受けた。頭を深々と下げた駒井は、しばらくそのままの態勢で再び動けなくなった。浦和を支えるすべての人に対する申し訳ない気持ちで、胸が張り裂けそうになった。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160526-00016099-sdigestw-socc

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