15年に10勝も翌年から2年連続で右肘手術、復活目指すオリ東明 2度の手術を乗り越え、復活への手応えを感じている男がいる…

15年に10勝も翌年から2年連続で右肘手術、復活目指すオリ東明

 2度の手術を乗り越え、復活への手応えを感じている男がいる。「このキャンプはいい感覚で投げられています。昨年のこの時期に比べても状態はいいですね」。

 そう笑顔で語るのはオリックス・東明大貴投手。ブルペンで感触を確かめながら力のあるボールを投げ込んでいた。

 ルーキーイヤーの2014年に先発、中継ぎとフル回転し26試合に登板し5勝を挙げると、翌年は先発ローテに定着し10勝をマーク。順調にプロの階段を上っていくように見えたが甘くはなかった。

 16年は1勝10敗と大きく負け越しオフには違和感のあった右肘を手術。17年にも再び右肘の違和感を訴え2年連続で右肘にメスを入れることになった。

 16年、17年は投球時の体重移動を変えるなど、試行錯誤しながらもがき続けた2年間だった。肘の状態も思うように上がらず、1軍で投げれば痛打を浴びる。トレードマークだった笑顔は次第になくなっていった。「痛くないと思っても、無意識に手術した箇所をかばって投げていたと思います。その違和感を取れなかった」と振り返る。

胸に響いた松坂の言葉、「確かにそうだなと」

 今キャンプは肘の違和感もなく、順調にメニューを消化している。ブルペンに入るたびに笑顔も多くなってきた。そして、東明はある男の言葉に励まされたという。

「テレビで松坂さんが『野球の技術で悩めるのはいい』と言っていたのを見て、確かにそうだなと」

 2度の手術を経験したが、幸い野球人生が終わるほどの大ケガではなかった。肘の違和感なく腕を振って投げることがどれだけ幸せなことかを再確認することができた。

「最近、みんなから『笑顔が多くなったね』といわれます。また、1軍で活躍できるようにしっかり頑張っていきたい」。ゲームセットの瞬間に見せるあの笑顔を再び1軍の舞台で見れることをファンは待っている。(Full-Count編集部)