パドレスの一員としてキャンプイン、グリーン監督は「かけがえのない戦力」 西武からポスティングシステム(入札制度)でパドレ…
パドレスの一員としてキャンプイン、グリーン監督は「かけがえのない戦力」
西武からポスティングシステム(入札制度)でパドレスに移籍した牧田和久投手が15日(日本時間14日)、アリゾナ州ピオリアでキャンプインした。初日から「サブマリン」の独特な軌道で同僚を驚かせた右腕について、現役時代に日本ハムでのプレー経験もあるアンディ・グリーン監督も「滅多にお目にかかれない」と絶賛。また、パドレス番の地元記者も「こんなのは見たことない」と話し、活躍を期待した。
日米で「絶滅危惧種」とも言われるアンダースロー。特にメジャーでは貴重な存在だけに、期待は大きい。2007年に日本ハムでプレーしたグリーン監督は「日本にいた時は、いつも(アンダースローの投手は)アメリカで成功するだろうなあと思っていた」と明かす。その上で「マキタは、アメリカでは滅多にお目にかかれないタイプのピッチャーだし、フォアボールを出さないこと、つまりストライクゾーンを攻めていけることが強みだと思う」と制球力を称えた。
ブルペンに牧田がいることで、指揮官の采配の幅は広がる。「オーバースローのピッチャーが多い中、リリースポイントが珍しいことは強みになる。監督としても、バッターのデータを見て戦略を練っていくときに、様々なオプションをリリーフで持っているのは、これまた強みだよね。他にもいいピッチャーがいるし、選択肢が多いことは幸せなことだよ」。強い個性を持った牧田の存在は心強いようだ。
パドレス番の地元記者も期待「非常にユニークな投げ方」
任される役割はセットアッパーが濃厚。グリーン監督は「マキタには大切な場面で投げてもらう」と言い切り、「彼は非常にユニークな投げ方に加え、力強さがある、きっとウチにとってかけがえのない戦力になるよ」と笑みを浮かべた。話している間に「エキサイティング」を連発するなど、獲得に喜びを隠せない様子だった。
また、米メディア「ジ・アスレチック」でパドレス番を務めるデニス・リン記者は「面白いと思うよ。非常にユニークな投げ方だよね。サイドスローは見たことあるけど…こんなのは見たことないね」と絶賛。現在、メジャーにはブラッド・ジーグラー(マーリンズ)というサイドスローのベテラン右腕がいるが、牧田のように地面スレスレから投げ込んでくる投手はほとんどいない。
リン記者は「ファンもすごく興味を持って見るんじゃないかな。パドレスにはインターナショナルなスターがいなかったし、面白くなるね」と期待。逆に、日本の有名なアンダースロー投手を教えてほしいと日本の記者に“逆質問”するなど、興味津々の様子だった。
牧田は、この日行われた入団会見で「グリーン監督もGM(A・J・プレラー)も凄い評価をしてくれるので、その中で期待に応えられるようにピッチングをしていきたいなという思いがあります。期待に応えられるようにしっかりと投げていきたい」と誓った。特徴のある選手だけに、結果を残せば地元での人気も高まりそうだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)