フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の5日目。 ディフェンディング・チャンピオンのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が3回戦に駒を進めた。世界ランク81位のテリアナ・ペレイラ(ブラジル)を6-2…

 フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の5日目。

 ディフェンディング・チャンピオンのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が3回戦に駒を進めた。世界ランク81位のテリアナ・ペレイラ(ブラジル)を6-2 6-1、わずか66分で破った。

 第1セットのセレナは、この試合で決めた31本のウィナーのうち22本を叩き出し、アンフォーストエラーは3本のみだった。

 セレナが今大会で優勝すると、22番目のグランドスラム・タイトル獲得となり、これはシュテフィ・グラフ(ドイツ)が打ち立てたオープン化以降の最多記録と並ぶものになる。

 セレナの姉ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)も、2010年以来となる3回戦進出を決めた。

 7つのグランドスラム・タイトルを持つ第9シードのビーナスは木曜日、予選上がりの20歳、ルイーザ・チリコ(アメリカ)をわずか54分、6-2 6-1のスコアで倒した。

 来月36歳になるビーナスは、2002年大会の決勝でセレナに敗れて準優勝している。ここ最近のビーナスは、ロラン・ギャロスではあまり成功を収められていない。2012年から15年までは、決まって1、2回戦で敗れ、2011年は欠場していた。

 ビーナスの勝利は、同日、セレナが同じコー上、同じスコアで勝ったすぐあとに実現した。ふたりはこのまま勝ち進むと、準決勝で対決することになる。(C)AP(テニスマガジン)