ラグビーワールドカップ2019で日本、アイルランド、スコットランドと一緒のプールAに入るヨーロッパ地区代表をかけた予選が2月10日に再開し、本命視されているルーマニアが地元クルジュでドイツを85-6と圧倒、9大会連続のワールドカップ出場へ…

 ラグビーワールドカップ2019で日本、アイルランド、スコットランドと一緒のプールAに入るヨーロッパ地区代表をかけた予選が2月10日に再開し、本命視されているルーマニアが地元クルジュでドイツを85-6と圧倒、9大会連続のワールドカップ出場へ向けて着実に勝点を伸ばした。

 同地区予選は、ヨーロッパチャンピオンシップの2017年大会と2018年大会の総合成績(前回のワールドカップでトップ12に入り自動的に出場権を獲得しているジョージアとの試合を除く)で争われ、1位になったチームに日本行きの切符が与えられる。

 2017年大会で優勝したルーマニアが4勝1敗(総勝点20)とした一方、20年ぶり2回目の出場を目指す2位のスペインは、適地クラスノダールでロシアを20-13で下し、4勝1敗(総勝点17)で追っている。ホームで2位浮上を狙ったロシアだが、2勝3敗(総勝点10)となり、2011年大会以来2回目の大舞台への道は厳しくなった。
 初出場を夢見るドイツは昨年の初戦でルーマニアから金星を獲得したものの、今回はリベンジされ、黒星先行(2勝3敗)となって総勝点は8のまま。0勝4敗(総勝点2)で最下位のベルギーは、今週はジョージアとの試合だったため予選の成績に反映されないが、0-47と完敗し、明るい兆しは見えていない。

 次週は首位攻防の大一番、スペイン対ルーマニア戦がマドリードでおこなわれる予定。