本命にカブス、ツインズの名前が挙がる中…フィリーズが獲得しても「驚くなかれ」 ドジャースからFAとなったダルビッシュ有投…

本命にカブス、ツインズの名前が挙がる中…フィリーズが獲得しても「驚くなかれ」

 ドジャースからFAとなったダルビッシュ有投手の争奪戦は、2月に入ってようやく候補が絞れられてきた。ツインズ、ブルワーズが1億ドル(約110億円)を超えるオファーを出したと報じられており、ヤンキース、ドジャースは高年俸の選手を放出して贅沢税を回避するメドが立たなければ、動く可能性が低いと見られている。また、カブスも複数メディアが本命視しているが、密かに“ダークホース”が浮上してきた。

 ESPNが未契約FA選手の移籍先を予想した特集記事。「ベストの選択」がツインズとされた一方で、「驚くなかれ」として名前が挙がっているのがフィリーズだ。スクープを連発することで知られる米メディア「ジ・アスレチック」の敏腕記者ケン・ローゼンタール氏がすでに報じていることから、決して可能性が低いということではなさそうだ。

 特集では、市場に残るFA選手が「契約する可能性のある球団と、各選手が抱えるリスク」を分析。ダルビッシュはトップで登場し、「ツインズにまつわる噂はまだ収まってはいない。ツインズはチーム防御率がア・リーグ10位となった投手陣を強化するため、ベリオス、サンタナに続く先発投手を必要としている」と分析されている。

 ツインズは低迷期から抜け出し、昨年はプレーオフに進出。ワイルドカードゲームでヤンキースに逆転負けを喫したが、野手には有望株が多く、さらなる躍進が期待されている。補強ポイントは投手で、レンジャーズのGM補佐時代にダルビッシュ獲得に尽力したサド・レヴィーンGMの存在もあって、争奪戦で積極的な動きを見せてきた。

「ツインズには(投手の)必要性も、費やす予算も備わっている。マウアーの年俸2300万ドル(約25億円)の契約は2018年で終了し、2019年シーズンに1000万ドル(約11億円)を超える選手はサンタナだけとなる。ツインズにとって、一歩踏み出しワイルドカードを得た昨シーズンから向上する時は今だ」

 カブスが本命とする声が多い中、ESPNがツインズを推す理由は十分すぎるほどある。

フィリーズにダルビッシュが必要な理由「長期的な問題解決策」

 そして、大穴ともいうべき「驚くなかれ」で挙げられたのが、2000年代後半に圧倒的な強さを誇ったフィリーズ。こちらはまだ低迷期にあるが、若手は確実に育ってきており、近い将来に上位争いに加わってくる可能性が高い。ダルビッシュを長期契約で獲得し、復活へ向けてチームの軸の一人にするという発想は、理に適っているという。

「ケン・ローゼンタールはフィリーズもダルビッシュを調査していることを報じているが、フィリーズがダルビッシュを狙うのは理にかなっている。(FAで加入した)カルロス・サンタナへの3年契約が指すように、フィリーズは躍進への扉はまさに開こうとしていると感じているのだろう」

 記事では「おそらくそれは2018年ではないが、2019年には確実にと」とも分析。遅くとも来年には躍進へとつなげられるよう、ここでダルビッシュを獲得すべきだというのだ。「何人かの若手投手は昨季伸び悩みをみせたため、アーロン・ノラ以外のローテーション投手には疑問が残る。ダルビッシュの獲得は長期的な問題解決策となる」とも付け加えている。

 もちろん、ダルビッシュ獲得にはリスクも伴う。「注意点」としては「ダルビッシュはエース級の年俸を得ることになるだろうが、直近の彼はどちらかといえば“6イニングの先発投手”といったところだ」と指摘。登板時には51球目以降に指標が落ちていることに触れつつ、昨季は32度の先発登板で11度が6イニングもたずに終わっていたことにも言及。新たな所属先では、この評価を覆す投球を見せたいところだ。

 2月に入ってからは、ツインズ、ブルワーズ、ヤンキース、ドジャース、カブスが候補に挙げられてきたが、“大穴”フィリーズからも目が離せない展開となっていきそうだ。(Full-Count編集部)