メジャーでも花形の遊撃、その中で「史上最高」と呼ばれるオジー・スミス あらゆる地域から圧倒的な能力を持った選手が集まるメ…
メジャーでも花形の遊撃、その中で「史上最高」と呼ばれるオジー・スミス
あらゆる地域から圧倒的な能力を持った選手が集まるメジャーリーグ。日本から海を渡ったプレーヤーが特に苦しむのが、内野の守備だ。メジャーリーガーの身体能力、肩の強さは段違いで、驚くようなプレーが日常的に飛び出す。その中でも特に花形とされているのがショート。特別な選手が任されるポジションとなっている。
メジャーの長い歴史の中で、最高の遊撃手は誰だろうか。間違いなく有力候補として名前が上がるのが、オジー・スミスだろう。パドレス、カージナルスでプレーし、ゴールドグラブ賞に13度輝いた。その圧倒的な守備力から「オズの魔法使い」と呼ばれた名手のファインプレー集には一見の価値がある。
米国では毎年2月を「黒人歴史月間(Black History Month)」と制定し、メディアでも黒人に関する特集を組むことが多い。MLB公式ツイッターは8日(日本時間9日)にオジー・スミスの特集動画を公開。同じ遊撃手のデレク・ジーター氏らの証言とともに、現役時代の美技を振り返っている。
そのプレー集はまさに超人的。動画に登場したジーター氏は「お金を払ってでも見たいと思う選手はごくわずかなんだ。そして、オジー・スミスはその一人なんだ」と話し、メジャー最多本塁打記録を誇るバリー・ボンズ氏は「自分にとって、これまでに見た遊撃手でオジー・スミスに匹敵する選手はいないよ」と絶賛している。
「史上最高の野球選手」「ヒーロー」
また、NBCスポーツのキャスターを務めるボブ・コスタス氏は「オジーは客観的に見ても凄い。そして彼にはカリスマも、スタイルも持ち合わせていて、とても独創的だった」とその“個性”も称え、殿堂入り遊撃手のバリー・ラーキン氏は「彼が遊撃手としてプレーする姿はとてもセクシーだった」と表現した。
誰もが認める究極の名手。ツイッターのコメント欄にはファンからの称賛の声も集まっている。
「史上最高の遊撃手だ!」
「オジー・スミスがカージナルスでプレーしていたことをはっきりと覚えているよ。中学生の頃、オジー・スミスのローリングス(社製の)ゴールドグローブを買ってプレーしていたんだ」
「史上最高の野球選手だ!」
「G.O.A.T.(史上最高)」
「史上最高の遊撃手だ。子供のころの自分のヒーローだ。今もそれは変わらない」
「The Wizard(オジー・スミスの愛称)は史上最高の遊撃手」
「オジー・スミスは誰もが会ってたみたいと思う最もクールな男の一人だ!」
バケモノだらけのメジャー遊撃手の歴史で「史上最高」の声があがるオジー・スミス。引退したのは1996年だが、そのプレーは色褪せない。(Full-Count編集部)