昨季、サファテはMVPを獲得 キャンプも中盤、各球団の練習に外国人選手の顔ぶれも揃い始めた。今年の12球団の外国人選手の…

昨季、サファテはMVPを獲得

 キャンプも中盤、各球団の練習に外国人選手の顔ぶれも揃い始めた。今年の12球団の外国人選手の陣容をチェックしていこう。

ソフトバンク(成績はNPB通算)

投手
モイネロ22歳 1年 34試合4勝3敗1S15H防御率 2.52
バンデンハーク32歳 3年 53試合29勝10敗0S0H 防御率3.18
サファテ36歳 7年 421試合26勝20敗229S48H 防御率1.55
スアレス26歳 1年 58試合2勝6敗1S26H 防御率3.19

 12球団でも屈指の外国人投手陣だと言えよう。昨年、MVPに輝いたサファテは4月9日に37歳になる。しかし、効率的で走者を許さない投球は今季も衰えることはないだろう。

 NPBに来て4年目のバンデンハークは、昨年春はWBCのオランダ代表として侍ジャパンを苦しめたが、シーズンに入っても安定感を見せ13勝を挙げた。日本の野球に慣れて、ローテの一角をしっかりと担っている。

 スアレスは1年目の2016年にセットアッパーとしてまずまずの成績を挙げたが、WBCベネズエラ代表として参戦中に右腕を痛め、3月にアメリカでトミー・ジョン手術を受けた。復帰は今年の夏以降になるだろう。

 モイネロはキューバ出身の左腕。彼も昨年はWBCキューバ代表としてプレーしたのち来日、5月に育成登録されたが、好投を見せて6月には支配下登録、右投手が多いソフトバンクにあって、貴重な左のワンポイント、セントアッパーとして活躍した。結果的にスアレスの穴を埋めた形だ。

デスパイネはロッテ、ソフトバンクと渡り歩く

 昨年は、内野手でジェンセンが在籍していたが、今季の野手は外野手登録が2人だ。

外野手
デスパイネ31歳 4年 418試合1488打数405安89本290点 打率.272
コラス19歳 (1軍出場なし 育成)

 デスパイネは、キューバでは実績のある有名選手。ロッテで3年間プレーしたが2017年はソフトバンクに移籍。ソフトバンクは、2015年まで中軸を打っていた李大浩がMLBに移籍した後、投手のマークが柳田悠岐に集中し、打線がやや弱体化した。これが2016年に優勝を逸した一因となったが、デスパイネを獲得して中軸打者へのプレッシャーが分散した。柳田も復活、そしてデスパイネは本塁打、打点の二冠王を獲得した。外野手登録だが、ほとんど守備には就かずDHに専念、DHのベストナインにもなった。

 デスパイネも昨年のWBCに出場し、オーストラリア戦で劇的な逆転満塁本塁打を打っている。キューバの選手はNPBのオフにはキューバ国内リーグでプレーするが、デスパイネもキューバの主軸としてカリビアン・シリーズに出場している。

 コラスはまだ19歳。彼もキューバ出身。昨年5月、モイネロとともにキューバから派遣された。キューバ国内リーグでの出場も23試合という若手だが、左の長距離打者として注目されている。ファームでも2試合に出ただけだが、モイネロの例もある。才能を開花させる可能性はあるだろう。

 ソフトバンクは新外国人を獲得しなかったが、陣容は12球団屈指と言えよう。今季も投手3人、野手1人で外国人枠を回すことになるだろうが、スアレスの復帰、コラスの成長によっては、顔ぶれを入れ替える可能性もある。
それぞれが違う持ち場で実力を発揮し、ポジションが被っていないのが素晴らしいと言えるだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)