フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の4日目。  今のアンディ・マレー(イギリス)の最優先事項は、休むことだ。最初の2試合で10セットを戦ったあと、彼に必要なのは間違いなく休息だろう…

 フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の4日目。 

 今のアンディ・マレー(イギリス)の最優先事項は、休むことだ。最初の2試合で10セットを戦ったあと、彼に必要なのは間違いなく休息だろう。

 第2シードのマレーは水曜日に、ワイルドカードで本戦入りし、初のグランドスラム大会に挑んだ、世界ランク164位で22歳のマティアス・ブルグ(フランス)を6-2 2-6 4-6 6-2 6-3で破り、3回戦に進んだ。

 この勝利は、マレーが1回戦で5セットマッチを終えた翌日に起きている。マレーの1回戦はラデク・ステパネク(チェコ)が相手で、3-6 3-6 6-0 6-3 7-5の、2セットダウンからの逆転勝利だった。

 「休息をとる必要がある」とマレー。

 2012年全米、2013年ウィンブルドンに続く、3つ目のグランドスラム・タイトルを目指すマレーは、「ここ数日は本当にタフだった。もし、この大会で最後のほうまで勝ち上がりたいなら、こんな試合を繰り返していることはできない」と話している。

 1回戦と2回戦で5セットの試合を戦い、最後に全仏チャンピオンとなった選手に、2004年の覇者、ガストン・ガウディオ(アルゼンチン)がいる。

 マレーの3回戦の相手は、身長211cmのビッグサーバー、第27シードのイボ・カルロビッチ(クロアチア)だ。カルロビッチも2回戦で、ワイルドカードで出場のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を相手に、6-7(2) 6-3 7-6(3) 6-7(4) 12-10と、やはりフルセットを戦っている。(C)AP(テニスマガジン)