右打ちの外野手を探すツインズだが…イチローは「左腕相手に好成績を記録している」 2001年からメジャーでプレーするイチロ…
右打ちの外野手を探すツインズだが…イチローは「左腕相手に好成績を記録している」
2001年からメジャーでプレーするイチロー外野手は昨季限りでマーリンズと契約満了となり、現在もフリーエージェント(FA)としてMLBでの新天地を模索している。FA市場の目玉選手の多くが現在も未契約で、メジャー史上最も異常なマーケットと呼ばれている今オフ、イチローの去就問題も注目を集めているが、地元メディアは昨季ワイルドカードでプレーオフ進出を果たしたツインズに「左キラー」として背番号51の獲得を提言している。
「4番目の外野手としてイチローの場合」と特集したのは米国のツインズ専門メディア「ツインキー・タウン」だ。
ツインズは現在、4番手の外野手として右打者を必要としているとされている。エディ・ロサリオ、マックス・ケプラーの2人が左打ちというバランスから、レッドソックスからFAになったラジャイ・デービス外野手とナショナルズからFAとなったジェイソン・ワース外野手が獲得候補として浮上しているという。
「しかし、1人の選手がしばし見過ごされがちだ。未来の殿堂入り選手、イチロー・スズキという可能性だ」
記事では、背番号51を4番手外野手の候補として獲得することを提言。イチローは誰もが知る左打ちのマエストロだが、典型的な左打者ではない。「確かに、イチローは左打ちだ。しかし、彼はMLBのキャリアで右腕よりも左腕相手に好成績を記録しているのだ」。こう分析した上で、マーリンズでの3年間の成績を紹介している。
イチローは「ツインズでポジディブな貢献者となる」
【2015年】
右投手 341打席 打率.214 出塁率.270 長打率.244
左投手 97打席 打率.278 出塁率.323 長打率.400
【2016年】
右投手 295打席 打率.280 出塁率.344 長打率.366
左投手 70打席 打率.339 出塁率.435 長打率.424
【2017年】
右投手 164打席 打率.228 出塁率.294 長打率.309
左投手 51打席 打率.340 出塁率.392 長打率.404
そして、過去3年間のイチローの“左キラー”ぶりにクローズアップ。「ご覧の通り、イチローはマーリンズ時代で右投げ相手に多くの打席に立っていた。なぜ、マイク・レドモンド、ダン・ジェニングス、ドン・マッティングリーという監督はこんなことをしたのか?」と疑問を呈している。
その上で、特集ではマーリンズの過去3年の外野事情も紹介。メジャー最高級の外野トリオに続く、4番手の外野手として加入したマーリンズ1年目の2015年シーズンはクリスチャン・イエリッチ(現ブルワーズ)とジャンカルロ・スタントン(現ヤンキース)の両外野手が故障。マルセル・オズナ(現カージナルス)も1か月以上マイナーで過ごしたために、41歳にしてイチローはチーム最多試合出場を果たすことになった。
16年はスタントンのみ故障離脱した影響で、「イチローは2015年のような酷使はされず、出番がなさ過ぎるというわけでもなく」と記事では分析。さらに、昨季は3人のレギュラーに怪我なく、しかも全員が大活躍。「イチローの出場機会の大部分は代打か守備固めとなった」と振り返っている。
さらに、記事では「もしも、ツインズがイチローに左投手相手に最大限の出場機会を与え、酷使も使わなさ過ぎることも避けるとするならば、彼はフィールド上で2018年のツインズでポジディブな貢献者となると私は信じている。と同時に、クラブハウスでベテランの存在感を加えることになる」とも指摘。マーリンズの有望な若手の多くはイチローのストレッチ、トレーニングなどの流儀から学んでいた。今年がメジャー18年目となり、引退後は有資格1年目での米国野球殿堂入りが確実視されているイチローの存在はクラブハウスに多くをもたらすというのだ。
4番手の外野手にイチローこそ相応しいという声も上がるツインズはFAのダルビッシュ有投手の争奪戦に本腰を入れている。イチローとダルビッシュが来季ミネアポリスでタッグを組む可能性もあるのだろうか。(Full-Count編集部)