ジーター新オーナーのもとで進める“チーム再建”、すでに主力大量放出も… 新オーナーに就任した元ヤンキースのスーパースター…

ジーター新オーナーのもとで進める“チーム再建”、すでに主力大量放出も…

 新オーナーに就任した元ヤンキースのスーパースター、デレク・ジーター氏のもとでチーム再建を進めるマーリンズは、主力の大量放出で波紋を広げている。すでに人気選手4人をトレードに出し、ファンからは批判が噴出しているが、レギュラー捕手のJ・T・リアルミュートも引き続き移籍を志願していると地元紙が報じた。キャンプインを前に昨季のレギュラーが半分以上いなくなる可能性も出てきた。

 マーリンズは今オフ、ヤンキースにジャンカルロ・スタントン外野手、マリナーズにディー・ゴードン内野手、カージナルスにマルセル・オズナ外野手をそれぞれトレードで放出。代わりに獲得した有望株とチームに残る若手の主力を中心に再建を進める方針だったが、フロントの動きに不満を持つ選手も次々とトレードを志願する事態となった。

 リアルミュートが移籍を志願していることは昨年末に米メディアが早々と報じ、クリスチャン・イエリッチ外野手も不満を持っていると代理人が公表。さらに、スタントンの代わりにヤンキースから獲得したばかりのスターリン・カストロ内野手までも、放出を望んでいると伝えられた。

 そして、イエリッチはブルワーズへの移籍が決定し、最強外野トリオは“解体”。球団が契約延長の権利を行使しなかったことで、FAとなったイチローも含めて外野手4人が放出となった。この状況に、リアルミュートはスプリングトレーニング開始が2週間後に迫った現在も引き続きトレードを志願しているという。

ジーター氏は「組織に居たくない者を迎えたくはない」

 地元紙「マイアミ・ヘラルド」は「マイアミ・ヘラルドを含む複数メディアが、リアルミュートの移籍に関する意向を報じてから6週間後、彼のエージェントは金曜日夜に初めて、この捕手がトレードを望んでいることを認めた」とレポート。代理人事務所「CAA」の共同経営者であるジェフ・ベリー氏が「彼の年俸調停がどのような結果になろうと、J・Tの意向は変わらない。スプリングトレーニング前に、彼は他球団へのトレード移籍を望んでいる。そうすれば彼は優勝を争いをする機会を得る」と明言したことを伝えている。

 選手として全盛期を迎えようとしているリアルミュートの願いは、チーム再建のために数年の低迷期を過ごさなければいけないマーリンズでのプレーではなく、勝てる球団への移籍。記事では、イエリッチは移籍の意向を伝えてから2週間後にトレードが実現したという事実を紹介しており、リアルミュートもトレードされる可能性はあると指摘している。

「ジャンカルロ・スタントンのトレード後、マーリンズCEOであり共同オーナーのデレク・ジーターは『組織に居たくない者を迎えたくはない』と語っている。この言葉はリアルミュートの願いを叶えるのに役立つかもしれない」

 移籍を志願していることが明らかになったという現状で、当初はチーム再建のなかで中心選手になると見られていたリアルミュートを放出するという決断をジーター新オーナーらが下すことは、十分にありえるというのだ。

 イエリッチのトレードでは超有望株の獲得に成功しており、リアルミュートの去就も当然、相手球団が提示する条件次第となるはず。ただ、記事では「MLB公式は12球団がリアルミュートに興味を抱いていると報じており、ワシントンが最有力候補とされている」とも伝えている。昨季の正捕手まで移籍すれば、レギュラーとして人気を誇った5選手がマイアミを去ることになるだけに、ファンの反発がさらに強くなりそうだ。(Full-Count編集部)