男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ワールドグループ1回戦、日本対イタリア(2月2~4日/日本・岩手県/屋内・ハードコート)の第4試合(シングルス)で杉田祐一(日本/三菱電機)とファビオ・フォニーニ(イタリア)が対戦。第3セットは6-3で…

男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ」ワールドグループ1回戦、日本対イタリア(2月2~4日/日本・岩手県/屋内・ハードコート)の第4試合(シングルス)で杉田祐一(日本/三菱電機)とファビオ・フォニーニ(イタリア)が対戦。第3セットは6-3で杉田が取り、セットカウント2-1と先行した。

杉田は第2セットを1-6で奪われ、セットカウント1-1のイーブンに。

迎えた第3セットも、杉田は立ち上がり早々をサービスブレークされてしまう。会場にやや嫌なムードが漂うなか、杉田は逆にスイッチが入ったのかブレークを奪い返しにかかり、ここから両者は激しいラリーの応酬へ。すると杉田は第4ゲームでブレークバックに成功、勢いを取り戻したようだった。

その後はサービスブレークが続く展開に。第6ゲームはフォニーニが度重なるダブルフォルトで落としたかと思うと、直後には杉田にスーパーショットを浴びせてブレークし返してくる。第3セットは、流れが読めないシーソーゲームの様相を呈した。

すると第8ゲームは、なんと20分超え・デュース11回の長いゲームに。杉田が素晴らしいダウン・ザ・ラインも見せる中、フォニーニは自身のサービスがダブルフォルトになると「コールが遅かった」と主審に猛抗議をする場面が。フォニーニは連日このような姿勢を見せていた。しかし長い中断後、杉田は集中を全く切らさずにサービスブレーク、杉田の5-3とリードした。対するフォニーニは怒りが収まらない様子を見せていた。

結局、杉田が次のサービスゲームをしっかりキープし、第3セットを奪い返した。

先に3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。試合は現在、第4セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「デビスカップ」で対戦中の杉田祐一(2017年「楽天ジャパンオープン」出場時のもの)

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)