ラグビーワールドカップ2019日本大会へのアメリカ地区第2代表をかけた予選プレーオフ第2戦が2月3日、ウルグアイの首都モンテビデオでおこなわれ、敵地での第1戦で38-29と先勝していたウルグアイ代表がホームでの戦いも32-31で制し、2大…

 ラグビーワールドカップ2019日本大会へのアメリカ地区第2代表をかけた予選プレーオフ第2戦が2月3日、ウルグアイの首都モンテビデオでおこなわれ、敵地での第1戦で38-29と先勝していたウルグアイ代表がホームでの戦いも32-31で制し、2大会連続4回目のワールドカップ出場を決めた。

 第2戦は、10点差以上の勝利でトータルでの逆転切符獲得を狙うカナダが序盤に得点を重ねた。6分にPGで先制すると、11分にはワールドカップ3大会出場の経験を持つDTH・ファンデルメルヴァが左外を抜けてトライ。24分にはラインアウトからモールで押し込み、15点を先行した。
 硬さがあったウルグアイは32分、敵陣深くでPKを得ると、クイックタップから攻めてLOイグナシオ・ドッティがインゴールに飛び込み、コンバージョン成功。
 その後、互いにPGを1本ずつ決め、カナダの8点リードで前半を終えた。

 しかし、1万4000人収容のエスタディオ・チャルーアをほぼ満員にした観客の大部分のサポーターから声援を受けた南米チームの“ロス・テロス”は、後半早々、敵陣深くに入り、CTBフアン・マヌエル・カットがフィニッシュして3点差に詰める。

 その後、互いにPGを1本ずつ決め、18-21で迎えた63分(後半23分)、カナダのパスが乱れ、ウルグアイのCTBアンドレス・ビラセカが足にかけボールを確保してゴールに持ち込み、25-21と逆転した。

 カナダは69分にモールで押し込み再び1点リードしたが、73分、タッチライン外に出ようとしたボールをカナダのFLマット・ヒートンが必死のプレーで内に残すと、これを拾ったのがウルグアイのCTBビラセカで、ゴールへ駆け抜けゲームは32-26と再びひっくり返った。

 カナダは試合終了間際にトライで1点差に詰めたものの、まもなくノーサイドの笛が鳴り、ウルグアイが歓喜の抱擁を交わした。

 ウルグアイは来年9月20日に開幕するワールドカップで、オーストラリア、ウェールズ、ジョージア、フィジーと一緒のプールDに入る。

 敗れたカナダだが、まだチャンスは残っており、11月に予定されている敗者復活最終予選で9大会連続のワールドカップ出場を目指す。