昨年12月19日に生まれた息子、レオ君の親権争いで数カ月にわたってツアーを離れていた元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、「BNPパリバ・オープン」本戦へのワイルドカードを与えられた。出産後に昨年の大会を欠場したアザレン…

昨年12月19日に生まれた息子、レオ君の親権争いで数カ月にわたってツアーを離れていた元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、「BNPパリバ・オープン」本戦へのワイルドカードを与えられた。

出産後に昨年の大会を欠場したアザレンカは、カリフォルニアの砂漠を再び訪れることになる。彼女は、インディアンウェルズで開催されるこの大会に、2012年と2016年に優勝している。

アザレンカは「ASBクラシック」と「全豪オープン」で今年のスタートを切るべくワイルドカードを申請したものの、親権争いによって移動の制限を受け、両大会を欠場していた。ツアーに復帰する際は、プロテクト・ランキング(6ヵ月以上にわたりケガで戦線離脱したプレーヤーが、早期復帰のための救済措置として、期間限定で暫定ランキングを行使できる)が適用されることになる。

アザレンカは、アザレンカとタッグを組むためにカリフォルニア州立大学サクラメント校男子テニス部のコーチを先週退いたばかりのスラバ・コニコフ氏を、再びコーチに迎えている。コニコフ氏は、アザレンカがジュニアの世界ランク1位だった1998年から2002年にかけてコーチを務めていた。

3月5日から18日にかけて行われる同大会では、今後数週間の内に、さらに5人の男子と女子にワイルドカードが付与される。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年「ウィンブルドン」でのビクトリア・アザレンカ

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)