フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の3日目。 第2シードのアンディ・マレー(イギリス)が2セットダウンから挽回して、予選上がりの37歳、ラデク・ステパネク(チェコ)を3-6 3-6 6-0 …
フランス・パリで開催されている全仏オープン(5月22日〜6月5日)の3日目。
第2シードのアンディ・マレー(イギリス)が2セットダウンから挽回して、予選上がりの37歳、ラデク・ステパネク(チェコ)を3-6 3-6 6-0 6-3 7-5で下し、2回戦に駒を進めた。 月曜日に日没のためプレーが中断されたとき、マレーは第4セットで4-2とリードしていた。
マレーは、第5セット4-5からの自分のサービスゲームでは、2度にわたり、敗戦まであと2ポイントという窮地に立たされた。しかし結局、そこでキープに成功し、次のステパネクのサービスをブレーク。そして自分のサービスゲームでは、最初のマッチポイントをダブルフォールトでふいにしたが、最後はサービスエースで試合を締めくくった。 37歳と、男子最年長のステパネクは、フィリップ・シャトリエ・コートでのスリルとサスペンスに満ちた対戦の過程で、57本ものウィナーを決めた。 「彼がやっていることは、まったく信じられないようなことだ」とマレーは言う。「37歳で、こんなふうに戦うなんて。自分がその年で、そんなことをやっているところは想像できない」。 マレーはロラン・ギャロスで過去にも2回、2セットダウンから逆転勝ちしたことがある。まずは6年前に、リシャール・ガスケ(フランス)に対する1回戦、4-6 6-7(5) 6-4 6-2 6-1で。それから、2011年の4回戦でも、劣勢を巻き返してビクトル・トロイツキ(セルビア)を4-6 4-6 6-3 6-2 7-5で倒していた。 2回戦に進んだマレーに、アルヤズ・ベデネ、カイル・エドマンドも続いた。3人のイギリス人男子選手が全仏オープンの2回戦に進んだのは、1975年以来のことだ。 そのほか、第7シードのトーマシュ・ベルディヒ(チェコ)、第13シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、第15シードのジョン・イズナー(アメリカ)、第20シードのバーナード・トミック(オーストラリア)も、2回戦に駒を進めている。(C)AP(テニスマガジン)