国際リーグのスーパーラグビーに日本から参戦するサンウルブズは、発足3季目の始動に際してこの国で戦う海外出身勢を再調査したようだ。

 その一環で契約に至ったであろうタレントの1人が、ロビー・ロビンソンだ。来季で来日4シーズン目を迎えるユーティリティバックである。

 身長181センチ、体重89キロ。グラウンド最後尾のFBを主戦場としながら、今季加入したリコーでは司令塔のSOとして鋭い仕掛けと好判断でのさばきを披露。過去2年在籍したトヨタ自動車での契約延長が叶わなかったことを踏まえ、2017年度の国内トップリーグのシーズンをこう振り返っていた。

「シーズン当初はタフでしたが、リコーに来るチャンスがあった。リコーが僕のプレースタイルを好きだと言ってくれて…。いま、振り返ってみると、家族のことを考えてもこの変化はよかったと思います」

 ニュージーランドではハイランダーズ、チーフスの一員としてスーパーラグビーを経験。ハイランダーズに在籍していた2011年に同チームの指揮を執っていたのが、今季からサンウルブズを率いるジェイミー・ジョセフ ヘッドコーチ(HC)である。日本代表のボスも兼ねるジョセフHCは今回、ロビンソンへ直々にサンウルブズ入りを要請したようだ。

 過去にマオリ・オールブラックスでの選出経験のあるロビンソンだが、他国代表歴がないままでの3年以上の居住という日本代表資格はすでにクリア。サンウルブズと契約したのは、2019年のワールドカップ日本大会で赤と白のジャージィを着たいからでもある。

「ジョセフさんには『興味がありますか』、と電話で聞かれました。やはり、自分に対するチャレンジをし続けなければいけないと思いました。ワールドカップでプレーすることは、目標といってもいい。これからどう進んでゆくのか、楽しみです」

 2014年以来のスーパーラグビーに向け、「安定感、一貫性のあるパフォーマンスを目指します。そのなかで、1試合のうち何回かラインブレイクできればなおいい」。ジョセフHCは、トップリーグとスーパーラグビーを兼ねる選手の出場試合数を制限するとみられる。2017-18トップリーグで公式戦14試合(順位決定戦を含む)に登場したロビンソンは、狼のジャージィを何度着るだろうか。

「ラグビーをするのは大好きなのでエキサイティングな気分です。身体がどこまで持つかという怖さもありますが、トレーニングをし続けることはいい状態を保つことにもつながりそう。結果、どうなるのかは、またご報告します」(文:向 風見也)