2000安打を記録したのは若松、宮本、古田 東京ヤクルトスワローズは、1950年、国鉄スワローズとして発足。1965年に…
2000安打を記録したのは若松、宮本、古田
東京ヤクルトスワローズは、1950年、国鉄スワローズとして発足。1965年に産経新聞が親会社となりサンケイアトムズ、1970年からヤクルトが親会社になった。今年で69シーズン目、歴史を飾った歴代の名選手を、投打の通算成績で見ていこう。※は現役。
【打者成績】
○通算安打数5傑
1若松勉2173安打(1971-89年)
2宮本慎也2133安打(1995-2013年)
3古田敦也2097安打(1990-2007年)
4池山隆寛1521安打(1984-2002年)
5杉浦享1434安打(1972-93年)
小さな大打者、安打製造機と言われた若松勉が1位、2位には今季からヤクルトのヘッドコーチに就任した名内野手の宮本慎也。3位は攻守でチームを引っ張った名捕手古田敦也。4位は「ブンブン丸」と言われた池山隆寛。5位に勝負強い左打者だった杉浦享。現役では川端慎吾が922安打で最多になる。
○通算本塁打数5傑
1池山隆寛304本(1984-2002年)
2広沢克己228本(1985-94年)
3杉浦享224本(1972-93年)
4若松勉220本(1971-89年)
5古田敦也217本(1990-2007年)
5バレンティン217本(2011年-)※
「ブンブン丸」池山隆寛が1位。広沢克己は池山と同時期の4番打者でのちに巨人に移籍。以下、杉浦享、若松勉、古田敦也と続くが、現役では60本塁打のNPB記録を作ったバレンティンが、古田に並んでいる。
○通算打点5傑
1古田敦也1009点(1990-2007年)
2池山隆寛898点(1984-2002年)
3若松勉884点(1971-89年)
4杉浦享753点(1972-93年)
5ラミレス752点(2001-07年)
古田敦也が最多。以下、池山隆寛、若松勉、杉浦享と続く。5位には現DeNA監督のアレックス・ラミレスで7年間の在籍で5度の100打点をマークし、2度の打点王に輝いている。現役では畠山和洋が540点、バレンティンが539点で続く。
○通算盗塁数5傑
1飯田哲也230個(1989-2004年)
2佐藤孝夫219個(1952-63年)
3青木宣親164個(2004-11年)
4若松勉151個(1971-89年)
5水谷新太郎146個(1974-89年)
飯田哲也は元捕手だが外野に転向し野村政権では1番打者として活躍し盗塁王のタイトルも獲得した。佐藤は国鉄時代の強打者で本塁打も獲得している。7年ぶりに日本球界に復帰した青木がこれに続く。5位の水谷は俊足好打の名内野手だ。
レジェンド・金田は圧倒的な数字を残す
【投手成績】
○通算勝利数5傑
1金田正一353勝(1950-64年)
2松岡弘191勝(1968-85年)
3石川雅規156勝(2002年-)※
4村田元一118勝(1957-69年)
5尾花高夫112勝(1976-91年)
NPB史上唯一の400勝投手、金田正一が最多。国鉄退団後は巨人に移籍して47勝を挙げている。松岡はヤクルト初期のエースで殿堂入り候補にもなっている。現役の石川雅規が3位。左腕では金田に次ぎ2位。村田は金田と同時期の2番手投手。「江戸っ子元ちゃん」と言われ人気があった。尾花高夫は松岡に続くヤクルトのエース。
○通算奪三振数5傑
1金田正一4065三振(1950-64年)
2松岡弘2008三振(1968-85年)
3石井一久1610三振(1992-2001年、2006-07年)
4石川雅規1446三振(2002年-)※
5尾花高夫1225三振(1976-91年)
歴代通算奪三振でもトップの金田正一が圧倒的な数字を残している。2位に松岡弘。3位には左腕の石井一久。ヤクルトからドジャースに移籍し、復帰して2年間はヤクルトで投げている。150キロの直球と鋭いスライダーを武器に奪三振率が非常に高かった投手だ。
○通算セーブ数5傑
1高津臣吾286(1991-2003年、2006-07年)
2林昌勇128(2008-12年)
3バーネット97(2010-15年)
4石井弘寿55(1996-2011年)
5五十嵐亮太54(1989-2009年)
セーブ記録は1975年の導入以降のもの。NPB史上2位のセーブ数を誇る高津が1位。殿堂入り候補にもなっている。2位にKBO(韓国プロ野球)出身の林昌勇、3位に2015年優勝時のクローザーのバーネット。NPBでの実績が認められMLBに移籍。現役では秋吉亮の34セーブが最多。
野球殿堂入りは以下。
1979年 別所毅彦 指導者
1981年 飯田徳治 選手・指導者
1983年 三原脩 指導者
1988年 金田正一 選手
1989年 野村克也 指導者
1992年 廣岡達朗 指導者
1997年 大杉勝男 選手
1999年 中西太 指導者
2003年 関根潤三 指導者
2006年 豊田泰光 選手・指導者
2009年 若松勉 選手・指導者
2015年 古田敦也 選手・指導者
生え抜きの選手は金田正一、若松勉、古田敦也の3人だけ。他球団育ちでスワローズに移籍して活躍した選手に飯田徳治、大杉勝男、豊田泰光がいる。大杉は東映・日本ハムとヤクルトの2球団で1000本安打を打ったが、飯田、豊田もスワローズでも活躍した。他球団から来た指導者では別所毅彦、三原脩、野村克也、廣岡達朗、中西太、関根潤三。中西太は若松勉、岩村明憲などを強打者に育て上げたことで知られる。
ヤクルトもベテランが引退し、若手が台頭している。トリプルスリー男の山田哲人はどこまで数字を伸ばすだろうか?(広尾晃 / Koh Hiroo)