<全日本卓球選手権2018・大会7日目・男子シングルス準決勝・東京体育館>全日本卓球の男子シングルス準決勝で史上最多10度目の優勝を狙う水谷隼(木下グループ)と兄弟対決を制して勝ち上がった松平健太(木下グループ)が対戦し、ゲームカウント4-…
<全日本卓球選手権2018・大会7日目・男子シングルス準決勝・東京体育館>
全日本卓球の男子シングルス準決勝で史上最多10度目の優勝を狙う水谷隼(木下グループ)と兄弟対決を制して勝ち上がった松平健太(木下グループ)が対戦し、ゲームカウント4-0で水谷が勝利した。
このカードは平成20年度の決勝戦と同カードであり、ともに青森山田学園出身で現在は木下グループ所属ということで、普段からやり慣れている二人の対戦は序盤からラリーが続く見応えのあるものとなった。
1ゲーム目は出だしこそ4-4と点数を奪い合ったものの、そこから水谷がギアチェンジをして6点連取。一気に10-4とすると、水谷が11-5で1ゲーム目を簡単に奪った。2ゲーム目も勢いそのままに、水谷のカウンターが決まるシーンが多く、11-8で水谷が取る。
勝負を分けたのは3ゲーム目だった。
水谷はこのゲームを4-8とリードされたが、ここからスーパープレーも飛び出し、なんと7本連取し11-8で水谷が決勝進出に王手をかけた。7-8の場面で松平がタイムアウトをとったものの、水谷を止めることはできなかった。
4ゲーム目もデュースまでもつれたものの、結局は水谷が奪取。圧巻のストレート勝ちで決勝進出を決めた。
水谷はこれで初優勝を遂げた平成18年度大会から12年連続の決勝進出となった。決勝戦では、自身のもつ史上最多優勝記録を塗り替えるべく、張本智和(JOCエリートアカデミー)と争う。
男子シングルス準決勝の試合結果
水谷隼 4(11-5, 11-8, 11-8, 12-10)0 松平健太
張本智和 4(11-7, 11-8, 11-8, 11-8)0 森薗政祟
関連情報
2017年9月には、水谷と松平がイオンモールにてエキシビションマッチを開催。
そのときの情報はこちら。
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文・写真:中川正博(ラリーズ編集部)