「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の8日目となった1月22日、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、テニス・サングレン(アメリカ)に2-6、6-4、6(4)-7、7-6(7)、3-6で負け、シ…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の8日目となった1月22日、ドミニク・ティーム(オーストリア)は、テニス・サングレン(アメリカ)に2-6、6-4、6(4)-7、7-6(7)、3-6で負け、シングルスのトーナメント表から姿を消した。ランキングでは大きく上回っていたはずの格下相手の敗戦で、番狂わせになった格好だ。

ティームは現在、ランキングで5位に入っており、今大会のシード順位も5位だった。一方の、テニス・サングレン(アメリカ)は1月15日のランキングで97位で、ランキング順位ではティームが圧倒的に格上だった。◇   ◇   ◇

試合はふたを開けてみれば、サングレンが主導権を握ってゲームを進めた。第1セットでティームが最初のサービスゲームをキープをしきれずにブレークを許すと、ゲームはお互いキープを続ける形に入った。

さらにサングレンは、8ゲーム目で再びティームのサービスゲームを奪うと、1セット目を自分のものにした。

第2セットにティームは自身のサービスゲームはがっちり掴んで、サングレンには隙を与えなかった。逆に、3ゲーム目で得た1ブレークのリードを守りきり、2セット目を奪い返した。

3セット目は1ブレークずつ分け合い、4セット目もお互いにブレークを許さずに、均衡のとれた試合運び。いずれもタイブレークにもつれ込む中で、1セットを取り合った形。勝敗の行方はファイナルセットの結果次第となった。

最終セットでは、お互いにサービスのキープを図ったものの、ティームが抗しきれずに、6ゲーム目でブレークを許した。その後、サングレンが、ティームに挽回を許さず、勝ちきり、準々決勝への進出を決めた。

サングレンは次の試合で、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対チョン・ヒョン(韓国)の勝者と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はテニス・サングレンとの試合中のティーム

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)