「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の8日目となった1月22日、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)は4回戦でシェイ・スーウェイ(台湾)と対戦し、1セットダウンからなんとか逆転勝ちを収めて、ベスト…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の8日目となった1月22日、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)は4回戦でシェイ・スーウェイ(台湾)と対戦し、1セットダウンからなんとか逆転勝ちを収めて、ベスト8への進出を決めた。カウントは4-6、7-5、6-2で、試合時間は2時間8分だった。

ケルバーは、ランキング16位の第21シードで、2016年には「全豪オープン」で優勝した経緯もある。一方、シェイは、2回戦でガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を、3回戦で、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)と実力者を打ち破ってきた。

試合は出だしから、ハイレベルな競り合いとなった。ケルバーが試合後のインタビューで「1ポイント目からすばらしい試合でした。両方とも本当に高いレベルでプレーしました」と話した通り、見応えのあるゲームとなった。

試合はシェイのリードで中盤に入り、グランドスラムでの優勝経験もあるケルバーから先行。1セット目をシェイが最初のゲームでブレークされたものの、6ゲーム目、10ゲーム目の2度のブレークで、ひっくり返し、1セットを先取した。

対するケルバーは1セットダウンからの巻き返しを、苦しみながらも図った。1ブレークの先行をしたものの、直後にブレークされ、リードを帳消しにされた。シェイの巧みなラリー運びにうまくポイントをとれずに、いらいらする素振りを見せたものの、ケルバーがなんとか、11ゲーム目にブレークを達成。続く第12ゲームをラブゲームでキープして、セットカウントは均衡を取り戻した。

最終セットでは、一転してケルバーが押し返す展開。2ゲーム目の自身のサービスゲームを落としたものの、3度のブレークを重ね、結局、ケルバーが6-2で取得。勝利が決まった。

ケルバーは準々決勝で、マディソン・キーズ(アメリカ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は3回戦でシャラポワとの試合で勝利したケルバー

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)