「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)大会8日目となった1月22日、大坂なおみ(日本/日清食品)は自身初のグランドスラム4回戦で、世界女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦中。大坂は3-6で第1…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)大会8日目となった1月22日、大坂なおみ(日本/日清食品)は自身初のグランドスラム4回戦で、世界女王のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦中。大坂は3-6で第1セットを奪われた。

両者は今回が3回目の対戦。過去の対戦成績は、大坂から見て0勝2敗。グランドスラムでの対戦は、2016年「全仏オープン」以来となる。世界ランキング72位・20歳の大坂は、今大会ここまで全試合ストレート勝利で、自身初のグランドスラム4回戦に進出。対するハレプは3回戦で、3時間44分という「全豪オープン」女子最長試合記録の死闘を勝ち上がってきている。

試合は大坂のサービスからスタート、序盤から激しいラリーの応酬となった。大坂は思い切りのいいフォアハンドストロークを中心にコースを突き、対するハレプは高い打点からの鋭いショットで攻め続ける。女王ハレプと互角の勝負を見せる大坂は、やはり大舞台が好きなのか、落ち着いた表情でのびのびと試合をしているようだ。

お互いサービスゲームキープが続く締まりのある展開の中、さらに手に汗にぎったのは第6ゲーム。我慢の続くロングラリーから、ポイントを取ったり取られたりのシーソーゲームに。大坂は、以前はロングラリーを落とすと相手に少しガッカリした表情を見せてしまう事もあったが、今大会はひと味違う。結果的にこのゲームはハレプにキープされるも、大坂はメンタル的な成長を見せている。

ところが、続く第7ゲームは逆に大坂のピンチ。攻める大坂だったが、ダウンザラインが立て続けにアウトとなり、この試合最初のブレークをハレプに許す。するとハレプは、よりショットを鋭く変えてくる。その後ペースを上げてくるハレプにブレークを返せず、大坂は最初のセットは奪われた。

大坂とハレプの試合は現在、2セット目に進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」2回戦の時の大坂なおみ

(Photo by Darrian Traynor/Getty Images)