怒涛の6本連取で大逆転全日本卓球選手権5日目、男子ダブルス準々決勝注目のカード、昨年度優勝の丹羽孝希(スヴェンソン)・酒井明日翔(明治大)ペアと水谷隼・大島祐哉(ともに木下グループ)の対戦で会場の東京体育館が沸いた。試合はお互いが2ゲームず…
怒涛の6本連取で大逆転
全日本卓球選手権5日目、男子ダブルス準々決勝注目のカード、昨年度優勝の丹羽孝希(スヴェンソン)・酒井明日翔(明治大)ペアと水谷隼・大島祐哉(ともに木下グループ)の対戦で会場の東京体育館が沸いた。
試合はお互いが2ゲームずつを取り合い最終第5ゲームまでもつれた。8-5で丹羽・酒井ペアがリードし、このまま二連覇かと思われたタイミングで試合の流れを変えるワンプレーがあった。
タイムアウト明けのタイミングで水谷がまさかのサーブミスをし9-5に。会場からはため息が漏れた。
しかしこのサーブミスで水谷にスイッチが入ったのか、水谷自らフォアドライブで決めにいく渾身のプレーを連発。それに呼応するように大島も息を吹き返し、怒涛の6本連取で11ー9とした。会場のため息が歓声に変わった瞬間だった。
明日のダブルス準決勝にコマを進めた水谷と大島はともにシングルスでもベスト8進出を決めている。単複二冠の可能性を残す貴重な勝利となった。
文・写真:ラリーズ編集部