「ジーターはホームラン・スカルプチャー撤去を望んでいる」との報道に… マーリンズのデレク・ジーター新オーナーが、本拠地マ…
「ジーターはホームラン・スカルプチャー撤去を望んでいる」との報道に…
マーリンズのデレク・ジーター新オーナーが、本拠地マーリンズパークの名物巨大オブジェを撤去したがっているとの報道を受け、“反対運動”が始まった。「Save The Marlins Sculpture!(マーリンズのスカルプチャーを救え!)」とのタイトルで、インターネット上での署名活動がスタート。宛先は「デレク・ジーター」となっている。
マーリンズは現在、ジーター新オーナーのもとでチーム再建中。選手総年俸の削減のため、ジャンカルロ・スタントン外野手、マルセル・オズナ外野手、ディー・ゴードン内野手と主力をトレードで次々と放出した。しかし、あまりにも急激な“改革”であること、代わりに獲得した選手の質が良くないことなどから、批判が噴出。さらに、経営黒字化に成功した場合、新オーナーグループの1人で最高経営責任者(CEO)に就任したジーター氏に1年につき数億円のボーナスが入ることも発覚し、波紋が広がっている。
まだチームに残っている選手も不信感を募らせており、チーム再建の過程で中心選手となるはずだったJ・T・リアルミュート捕手、クリスチャン・イエリッチ外野手、そしてスタントンの代わりにヤンキースから移籍してきたスターリン・カストロ内野手までもがトレードを志願。イエリッチの代理人は米メディアの取材に応じ、「選手とチームの関係は修復不可能なほど壊れてしまっている」と明かしていた。
さらに、ここにきて話題となっているのが、マーリンズパークのセンターに設置されている名物巨大オブジェ「ホームラン・フィーチャー」をジーター氏が撤去したがっているとの報道。地元紙「マイアミ・ヘラルド」は「デレク・ジーターはマーリンズのホームラン・スカルプチャー撤去を望んでいる、そして市長は手助けをしている」とのタイトルで報じるなど、関心事の1つになっている。
ファンからのコメントも続々「大切なもの!」「保存しなければ!」
すると、インターネット上では「Save The Marlins Sculpture!」と題した署名活動がスタート。2日間で賛同者は120人を超えた。さらに、同サイトにはファンから以下のようなコメントが寄せられている。
「このスカルプチャーはそのままにする必要がある」
「マーリンズの野球史において重要であり、ノスタルジックな宝物を取り壊そうと考えるとは、なんて恥知らずなんだ。もしファンがそのままにしてほしいと望むなら、そうするんだ!」
「ファンにとって大切なもの」
「この像は保存しなければならない!」
「アートが嫌いなのか???」
「フロリダのためにも残る必要がある」
物議を醸す“チーム改革”とともに注目が集まっている「ホームラン・フィーチャー」の行方。開幕までになくなってしまうことになるのだろうか。(Full-Count編集部)