テニスの「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の大会初日に、男子シングルスで日本人選手らが好発進し、グランドスラムでの日本人対決が実現する可能性が浮上してきた。大会初日となった15日、1回戦のカー…

テニスの「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15~28日/ハードコート)の大会初日に、男子シングルスで日本人選手らが好発進し、グランドスラムでの日本人対決が実現する可能性が浮上してきた。

大会初日となった15日、1回戦のカードとして、昨年躍進した杉田祐一(日本/三菱電機)と、膝の怪我からの復帰を図る西岡良仁(日本/ミキハウス)がそれぞれ試合に臨み、それぞれ2回戦への進出を決めた。

杉田と西岡が順調に勝ち進めば、3回戦でぶつかる組み合わせとなっており、「全豪オープン」本戦で日本人選手同士の試合が実現する可能性も出てきた。西岡は今日の試合後インタビューで「杉田さんと当たって、日本人対決したい」と意気込みを語った。

杉田は2回戦でイボ・カルロビッチ(クロアチア)と、西岡はアンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦することが決まっており、その結果いかんで日本からの注目がさらに大きくなるに違いない。

1回戦では杉田が、世界ランキング9位で第8シードのジャック・ソック(アメリカ)に対して、6-1、7-6(4)、5-7、6-3とシード選手を初戦で破る金星を上げ、今年のさらなる活躍に期待を抱かせた。

杉田は試合直後のコートでのインタビューで「充実した1回戦でこれ以上ないスタート。次も粘り強く、ガッツをもっていいテニスができればと思う。先を見すぎず、自分のテニスをしていきたい」と、次の試合への意気込みを語った。

一方で西岡は、シード選手でランキング29位(1月15日付け)のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)に対して、6-3、2-6、6-0、1-6、6-2。怪我明けのグランドスラムで見事に上位選手を相手に勝利にした。

「全豪オープン」男子シングルスでの日本人対決が実現するかはまだ未知数だが、杉田、西岡のいずれかが勝ち進めば、新たな楽しみになりそうだ。(テニスデイリー編集部)※写真は「全豪オープン」一回戦のコートを去ろうとする杉田
(Photo by Michael Dodge/Getty Images)