スイス・ジュネーブで開催された「ジュネーブ・オープン」(ATP250/5月15~21日/49万9645ユーロ/クレーコート)の決勝で、第1シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が、第3シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 7-6…

 スイス・ジュネーブで開催された「ジュネーブ・オープン」(ATP250/5月15~21日/49万9645ユーロ/クレーコート)の決勝で、第1シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が、第3シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-4 7-6(11)で倒して優勝、全仏オープンのタイトル防衛のためのウォームアップを行った。

 チリッチのバックハンドがベースラインを割った瞬間、ワウリンカは、長引いたタイブレークの2度目のマッチポイントをものにした。

 ワウリンカはこのタイブレークで、最初のサービスを2ポイント失い、一時は0-3とリードを許した。また、チリッチがつかんだ4本のセットポイントも凌がなければならなかった。

 31歳で世界4位のワウリンカにとって、このタイトルはツアー通算14個目。およそ10年にわたり、グスタッド、バーゼル、そして今回のジュネーブなどでプレーした末、母国スイスでつかんだ初めてのタイトルとなった。

 また、ワウリンカがクレーコートの大会でタイトルを獲得したのは、昨年の全仏オープン優勝以来のことだ。

 ワウリンカは、22日に始まる全仏オープンの1回戦でルーカシュ・ロソル(チェコ)と対戦する。二人は今大会の準決勝でも対戦しており、6-2 4-6 6-3でワウリンカが勝利を収めていた。(C)AP