現地1月13日、第1シードのニューイングランド・ペイトリオッツが本拠地ジレットスタジアムで、テネシー・タイタンズとディビジョナルプレーオフで激突。ペイトリオッツのプレーオフ出場は9年連続25回目だ。ワイルドカードプレーオフでチーフスにアップ…

現地1月13日、第1シードのニューイングランド・ペイトリオッツが本拠地ジレットスタジアムで、テネシー・タイタンズとディビジョナルプレーオフで激突。ペイトリオッツのプレーオフ出場は9年連続25回目だ。

ワイルドカードプレーオフでチーフスにアップセットしたタイタンズだが、。ペイトリオッツはホームでのプレーオフは20勝4敗と勝率が高く、QBトム・ブレイディは40歳ながらMVP候補。言うまでもなくチーフス以上に強敵である。タイタンズが勝つのに必要な要素は3つあるだろう。

第一の条件としてQBマーカス・マリオタにミスがないことが必要となる。マリオタは13TDパスに対して15インターセプトを喫している。プレーオフに進出したQBの中で唯一TDよりインターセプトの多いQBだ。マリオタの足の速さとパス能力の掛け合わせは、ペイトリオッツのビル・ベリチックHCも認めているが、せっかく進んでもインターセプトがあれば台無しになってしまう。

次のポイントはRBデリック・ヘンリーのランで安定したゲインを奪えるかだ。ワイルドカードでは23回走156ヤードを獲得。最終週でのジャガーズ戦でもショートパスをキャッチし、そのまま66ヤード走ってタッチダウンに繋げた、タイタンズのキープレイヤーだ。ペイトリオッツの守備は1試合平均366ヤード喪失で29位ながら、失点は18.5点と例年通りの「曲がっても折れない」守備。ヘンリーがゴール前のチャンスを確実にTDにつなげることができれば、勝利に大きく近づく。

最後に守備がペイトリオッツTEロブ・グロンコウスキーを阻止できるかだ。チーフス戦ではグロンコウスキーと同じタイプのTEトラビス・ケルスに前半だけで捕球4回66ヤードを許しており、ケルスが脳震盪で退場しなければ結果は変わっていたかもしれない。獲得ヤードでケルスを上回るグルンコウスキーはかなりの脅威になる。逆にグロンコウスキーを止めることができれば、出場停止となっていた第14週のドルフィンズ戦と同じく、ペイトリオッツの攻撃が手詰まりとなる可能性もある。