アレックス・デミノー(オーストラリア)の快進撃が止まらない。1999年2月17日生まれ、もうすぐ19歳になるデミノーは、2015年にプロに転向。年末ランキングは2015年に1574位、2016年に349位、2017年に209位と着実に上がっ…
アレックス・デミノー(オーストラリア)の快進撃が止まらない。
1999年2月17日生まれ、もうすぐ19歳になるデミノーは、2015年にプロに転向。年末ランキングは2015年に1574位、2016年に349位、2017年に209位と着実に上がってきているものの、まだ注目されるような選手ではなかった。
しかし、今年の1月3日に行われた「ブリスベン国際」で、元チャンピオンのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-4、6-4のストレートで破って注目されたかと思うと、その勢いのままベスト4まで駆け上がり、世間の注目を集めた。
準決勝でライアン・ハリソン(アメリカ)に6-4、6(5)-7、4-6で敗れたものの、第1セットを先取し活躍したデミノーに対し、総立ちの観客から惜しみない拍手が送られた。また、「ブリスベン国際」の公式Twitterからはその退場シーンの動画とともに「アレックス・デミノーの名前を忘れないで」とコメントがされていた。
続く1月9日の「シドニー国際」1回戦でもフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)を相手にまたしても6-4、6-2とストレートで勝利し、その実力と勢いを世界に見せつけることになった。
2回戦では、第7シードのダミアー・ジュムホール(ボスニア)と対戦する。試合は日本時間の1月10日、14時30分に開始予定。
現在の世界ランキングは自身最高位となる167位。昨年のツアー結果は2勝5敗で、今年は別人になったかのような好調ぶりを見せている。
180cm69kgとやや線が細く見えるデミノーだが、あどけない表情と上位選手に対しても臆さないプレーは今年要注目の選手と言えるかもしれない。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「シドニー国際」でのデミノー
(Photo by Matt King/Getty Images)