フランス・ストラスブールで開催されている「ストラスブール国際」(WTAインターナショナル/5月15~21日/賞金総額25万ドル/クレーコート)。 金曜日に行われた準決勝で、予選勝者のミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)が第4シード…

 フランス・ストラスブールで開催されている「ストラスブール国際」(WTAインターナショナル/5月15~21日/賞金総額25万ドル/クレーコート)。

 金曜日に行われた準決勝で、予選勝者のミルヤナ・ルチッチ バローニ(クロアチア)が第4シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)を6-1 6-1で倒して決勝に進んだ。ルチッチ バローニは1997年の大会では決勝で、シュテフィ・グラフ(ドイツ)に敗れている。

 34歳のルチッチ バローニは4度あったブレークポイントをすべてしのぎ、相手のサービスゲームを5度破り、ムラデノビッチを1時間ほどの試合で退けた。ムラデノビッチは今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)を得ての出場で、今季初の準決勝進出だった。

「決勝にふたたびたどり着くまで19年もかかったなんて、驚きだわ」とルチッチ バローニ。「まるで自分の故郷にふたたび帰ってきたような気分ね」。

 ルチッチ バローニは決勝で、第10シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)と対戦する。ガルシアはラッキールーザーのビルジニー・ラザノ(フランス)とのフランス勢同士の対戦を6-7(3) 6-4 7-5で制しての勝ち上がり。

 ガルシアは5本のサービスエースを奪ったものの、自分のサービスゲームを5度失った。しかし、相手のサービスを7度ブレークし、3時間近い試合をモノにした。

「このような試合に勝てたことは自信になるわ。全仏オープンの前だから特にね」とガルシアは話している。「最後まで戦い抜くことができたと思う。第1セットを落としたときは苦しかったけど、挽回することが出来たわ」。

 ルチッチ バローニはこれまでにツアー3勝を挙げており、2年前のケベックシティが最後のタイトル。ガルシアは2014年のボゴタでの優勝が唯一のタイトルだ。

 両者の対戦成績はガルシアの3勝0敗。ハードコートで2試合、クレーコートでは1試合を戦っている。

「ガルシアに対してはいつもよい結果が出ていないけれど、明日は変わることを願うわ」とルチッチ バローニ。「私はよいプレーができているし、(予選から)試合が続いているけど、それほど長い間コートにいるわけではないから」。(C)AP