ジャパンラグビートップリーグで2季連続5回目の優勝を狙うサントリーサンゴリアスが、日本選手権を兼ねたプレーオフの準決勝でヤマハ発動機ジュビロを49-7と圧倒し、決勝進出を決めた。

 9月、リーグ戦の第3節でぶつかったときは27-24と接戦だったが、沢木敬介監督いわく「神戸製鋼戦(第12節)あたりからレベルアップしてきた実感はチーム全体で持っていた」というサントリーは、1月6日に大阪・ヤンマースタジアム長居でおこなわれた優勝争いのノックアウトステージでは、前半から連続トライで主導権を握り快勝となった。

 キックオフでヤマハにミスが出て、サントリーは序盤から敵陣深くで攻め続け、5分、CTB村田大志がゴールに運び先制した。13分にはLOジョー・ウィーラーのラインアウトスチールから攻め、FLツイ ヘンドリック、LO真壁伸弥、SOマット・ギタウ、NO8ショーン・マクマーンと力走が続いてFB松島幸太朗がフィニッシュ。サントリーの勢いは止まらず、17分にも次々とゲインしてつなぎ、今度はWTB江見翔太がトライを挙げた。
 22分にヤマハのLOヨハン・バードールがレフリーに対する暴言で10分間の退出となると、数的有利となったサントリーはその直後、ラインアウトからモールと見せかけてNO8マクマーンが持ち出し、内に戻して角度を変えたところをSOギタウが抜けて追加点を奪った。

 28-0で折り返したサントリーは後半早々、スクラムからの攻撃でハーフウェイからSOギタウが抜け、FB松島につないでリードを広げる。46分(後半6分)にはカウンターからWTB中鶴隆彰がキックとランでチャンスメイクし、サポートに走ってきたCTB村田がトライ。ギタウは6本のコンバージョンキックをすべて決め、42-0と大差がついた。

 サントリーの堅い守りをなかなか崩せずにいたヤマハは、58分、ゴール前のスクラムでプレッシャーをかけ、ボールを手にしたCTBマレ・サウが防御網を破り初得点。
 しかしサントリーの集中力は高く、66分、ブレイクダウンでHO中村駿太がターンオーバーすると、FLツイが大きくゲインし、つないでCTB中村亮土がトライを挙げ、ヤマハを突き放した。

 沢木監督は「今シーズン一番いい前半だったと思う。アタックは準備してきたことがしっかりできた」と試合を振り返る。しかし、「スクラムは悪くはなかったが修正するところはあるし、ディフェンスも改善できるポイントがあると思う」と語り、1月13日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれるパナソニック ワイルドナイツとの決勝を見据える。