カイル・エドマンド(イギリス)は4日、「ブリスベン国際」の2回戦でチョン・ヒョン(韓国)に勝利し、準々決勝への進出を確かなものにした。カウントは7-6(3)、5-7、6-4の接戦で、若手対決の勝者がエドマンドとなった格好だ。エドマンドは20…

カイル・エドマンド(イギリス)は4日、「ブリスベン国際」の2回戦でチョン・ヒョン(韓国)に勝利し、準々決勝への進出を確かなものにした。カウントは7-6(3)、5-7、6-4の接戦で、若手対決の勝者がエドマンドとなった格好だ。

エドマンドは2018年1月1日時点のランキングで、50位とトップ層をこれから目指そうとする位置づけながら、まだ22歳。総合的に完成度の高いプレーをすると見られている。

対するチョン・ヒョンは、58位の21歳となっており、昨年の「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」では優勝するなど、実績面でも結果を出し始めており、若手同士でぶつかり合う試合となった。

「ブリスベン国際」は、今シーズンの最初に行われる大会で、1月に行われるシーズン最初のグランドスラムである「全豪オープン」の前哨戦としても注目される大会のひとつとなる。

その中で、エドマンドは、実力の拮抗するチョンと緊迫した形で1セット目のスタートを切る。両者ともにキープを続け、サービスゲームではつけいる隙をほとんど与えなかった。

タイブレークに入ると、エドマンドは4ポイント目でダブルフォールトをしてしまい1-3とリードを許す場面も見せたものの、その後相次いでミニブレークを重ねて、1セット目を奪取した。

だが、2セット目は一転して、チョンが粘り強さを見せた。同選手は2セット目の1ゲームでブレークを許すものの、第6、第12ゲームでそれぞれブレークを達成し、逆にセットを取り戻し、イーブンに戻す底力を見せた。

結局、最終セットでは、第7ゲームで唯一となったブレークゲームをエドマンドが作り、勝利につなげた。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」の際のエドマンド

((Photo by Julian Finney/Getty Images)